ご存知だろうか? ワークマンの「HOTカプサイシン防寒靴下」を。有機化合物の1つで、唐辛子などに含まれる辛みをもたらす成分・カプサイシンの期待感に加えて、4足で580円(税込)という価格破壊っぷり。なんと一足あたり145円。つま先と ふところが寒い私(hirazi)には飛びつきたくなる靴下である。
しかし、ユニクロのヒートテックソックスが一足649円(税込)だと考えると、安すぎて本当に暖かいのか疑わざるをえない。そんな疑念を解消すべく「 HOTカプサイシン防寒靴下」と「ヒートテックソックス」の両者を比べる形で、暖かさを検証してみたぞ。
・生地の違い
恐らく使用している素材の割合も違うと思う。しかし、私は繊維の専門家ではないので、素人目線での所感になることをご容赦いただきたい。
まずは生地の厚みについてだが、履き口の部分はほぼ同じである。
しかし、つま先に進むにつれて差が生まれてくる。ヒートテックソックスの方が分厚く、絶対に長持ちすんだろうなぁ……という生地感だ。いっぽうHOTカプサイシン防寒靴下は、本当にこれで寒さをしのげるの? と心配になるレベルの薄さである。
・実際に履き比べてみた
生地はヒートテックソックスが圧倒的に分厚いものの、今回の検証で重要なことは寒さをしのげるかどうかであり、結論を出すには実際に履き比べるしかあるまい。左右にそれぞれの靴下を履いて朝、昼、夜の時間帯に外を歩きつつ、数日過ごしてみたぞ。
てくてく……
てくてく……
こ、これは……
どちらの方が暖かいか悩むレベルである。白黒つけたいがタメに足元に神経を集中させながら過ごしたのだが、最後まで決定的な差を感じ取れなかったのだ。とにかく両方ともメッチャ暖かい。
なお、この結果は、私の行動範囲である東京、埼玉における12月中旬での体感だ。もっと気温が低かったり、履く方の体質によっては違う体感になる可能性もあるだろう。
・こりゃ売れるわ
結論を出すと、ワークマンの「HOTカプサイシン防寒靴下」は一足145円にもかかわらずヒートテックソックス並に暖かかった。凄まじいカプサイシンの効果である。
しかし、絶賛しておいて申し訳ないが、ワークマンのHOTカプサイシン防寒靴下、オンラインストアでは、全デザイン、全サイズ、全色、すべて売り切れであった(2019年12月15日時点)。
私はワークマン店頭で購入したのだが、足袋(たび)の形をしたタイプだけ在庫が残っていたので、気になる方は足を運んでみるのも良いかもしれない。
参照元:ワークマン、ユニクロ
Report:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.