日清カップヌードルを食べるなら、断然シーフードヌードル派の佐藤です。子どもの頃に、海水浴で食べたシーフードヌードルが、人生最高に美味かった。あの味が今でも忘れられない。あの頃には戻れないけど、せめてもっと魚介の出汁を味わいたい! そう思った私は、ある秘策を思いついた。
それは、コンビニで売っているスルメやエイヒレなどのおつまみをシーフードヌードルに入れてお湯を注ぐという方法だ。これで旨味が猛チャージされるに違いない! やってみよう、やってみるしかない!!
・ホタテの出汁
今回チャージ用に使用したおつまみは、焼スルメ・焼ホタテ・焼エイヒレの3品。どこぞの一流ラーメン屋さんが「ホタテで出汁をとる」って言ってたから、理屈は間違っていないはず。多分……。
説明するまでもなさそうだが、念のため、つくり方をお伝えしよう。
・つくり方
まずはじめにエイヒレをテキトーに入れる。
次に焼ホタテをテキトーに放り込む。
最後に焼スルメをテキトーに入れようと思ったら……姿焼きだった。カットしたものを買えば良かった。
ここで怯んでいられない。スルメをねじ込みます。
以上で下準備は完了。あとはお湯を注ぐだけ。
ねじ込んだスルメがお湯で戻って反りかえってくるけど、ためらわずにさらにお湯を注ぎます。跳ねた湯でヤケドしないように注意。
………… そして3分待つ …………
どうなったかな? フタを開けてみよう。
完成! スルメやホタテの芳しい香りがプンプンするぞ!
スルメもほど良くしんなりとしている。が! 噛んだら全然硬かった。これはスープに沈めて、柔らかくなるまで放置だ。
麺には魚介の出汁が浸透して、通常よりも美味しくなっているはずだ。あとでゆっくり堪能したいと思う。
まずはスープの味を楽しもう。カップに口をつけて、スープをすすりに行くと……
おお、これは!?
辛!!!!
うかつだった。いや、浅はかだったと言うべきか。よく考えたら、乾き物は塩気が強いに決まっている。さればこそ酒のおつまみになるというのに、それをお湯で戻したら、塩気がスープに広がるに決まっているじゃないか。何をやっているんだ、俺!
しかも、購入した焼スルメは「ピリ辛」と書いてある。わざわざそれをスープに浸すとは。なんて浅はかな男なんだ、俺!
しかしこのシーフードヌードルの味は、あの頃、海の家で味わった潮風の香りがかすかにした……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24