少し前、毎日餃子を食べ続けていることを記事にした。それに対し、「口(くち)がクサそう」的な無礼極まりないコメントを散見したのだが、その想像は間違っている。
何も知らないのだなと。知らなくて無理もないが、見当違いもいいとこだ。
最近の餃子ってのは、ニンニク無しってのが意外と多い。また、「ブレスケア」という名の、ニオイがしなくなる神錠剤も存在する。よって、クチクサ問題は防げるのだ。
このへんで正解を言おう。
クサいのは口ではない。
屁である。
毎日餃子を食べる生活になってから1か月以上経つが、一番困ってるのは屁がクサいってこと。そりゃ屁はクサい。決して “以前まではジャスミンの香りだった” というわけではなく、圧倒的に香りが強化、クサさがパワーアップしたという話である。
餃子が作り出す屁のニオイってのは、「餃子屁(ぎょうざっぺ)」という新語を議会で提案しても満場一致で成立すること濃厚の、そこはかとなく餃子のニオイがする濃厚な屁である。
もしも私が今後も餃子にハマり続け、様々な餃子の味と、様々な餃子屁の香りの “違い” を会得したら、おそらく屁の香りで店名を言い当てられるのではないだろうか。そのくらい特徴的な屁を作り出す餃子もある。
いや、むしろ、こうだ。
この世には、「そんなに屁には影響しない餃子」と「めちゃめちゃ屁がクサくなる餃子」が確実に存在すると私は思う。もちろん「そんなに屁に影響しない餃子」であっても屁はクサい。だが、このクサさを10点満点で5とすると、「めちゃめちゃ屁がクサくなる餃子」の場合は余裕で18くらい行く。
例えて言うなら、屁に餃子が憑依しているとでも言おうか。5メートル先で屁をこいても気付くレベル。部屋に屁の匂いが染み込むレベル。満員のエレベーターでしたもんならパニックになるレベル。満員電車でしたもんなら緊急停車レベル。それくらい強烈。
それゆえ、私が部屋で1人でいるときは、部屋が屁クサくならなくするため、積極的に「握りっぺ」の状態で手にくるみ、そのまま拳を口元にもってきてスーッと吸ったりしているのだが(屁吸)、けっこうクラクラするのである。
まあそのへんのことはどうでもいいとして、覚えておいて欲しいのは、毎日餃子を食べることによる「口クサそう」というイメージは間違っているということ。正しくは「屁がクサそう」であり、実際に屁がクサいのである。誤解なきよう、よろしくお願いいたします。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
▼ドラマ作りにもハマっています