かの有名な練馬大根の生産地としてはもちろんのこと、Mr.Childrenの桜井和寿さんの出身地として知られる東京都練馬区。23区の中ではやや立場は弱く、これまでは他区民とのディスり合いになると「練馬? ほぼ埼玉は黙ってろ」なんて言われてしまうことも少なくなかった。
だがしかし、近年の発達は目覚ましいものがあり、特に「大泉学園駅」周辺などは今や都内でも指折りの人気住宅エリアである。そんな練馬区に新しい付加価値が追加されようとしているのかもしれない。ズバリ、セブンイレブン大好きっ子たちは必見だ。
・なぜかテスト販売エリアらしい
世の中では人知れず「テスト販売」なるものが行われている。例えばカルビーの「とうもりこ」と「えだまりこ」はしばらくの間、静岡県限定での販売であった。原材料の確保や生産体制の問題、さらには売れ行き……などなど、テスト販売の結果次第で全国展開の可否を決める商品も少なくないのだろう。
ただし、テスト販売は基本的に「テスト販売中です」と宣言しているものではないので、どの企業が、どのエリアで、どの商品をテスト販売しているのかは判明しづらい。だがしかし、どうやら東京都練馬区は「セブンイレブンのスイーツの一部」のテスト販売エリアであるようだ。
というのも、以前の記事でお伝えした通り、2019年9月に発売された「イタリアンプリン」に続き、10月下旬から練馬区の一部店舗限定で『テリーヌショコラ』が登場しているからである。なぜまた練馬区だけ……? もしかしたらセブンの社長が練馬区民なのだろうか?
それはどうでもいいとして、前回の「イタリアンプリン」が激ウマだっただけに、今回の『テリーヌショコラ』もかなり期待できるハズ。というわけで、当サイトの練馬生まれ練馬育ちの練馬キング、Yoshioに『テリーヌショコラ』を買ってきてもらうことにした。
・第2のバスチー的存在か?
Yoshioいわく、店舗によってはデカデカと「練馬区限定!」と書かれていたというテリーヌショコラは、税込み価格181円。パッケージは全国のセブンで発売中の「バスクチーズケーキ(税込み257円)」と同じなので、第2のバスチー的な存在なのだろう。
さて、主役の『テリーヌショコラ』は手のひらに収まるサイズであるものの、ずっしりと重い。その重さ通りに口当たりは濃厚そのもので、歯が埋もれるレベルの粘度であった。どっしり系スイーツが好きな人ならば、絶対に好きなヤツである。
また、チョコレートは適度な甘さと適度な苦みのバランスが絶妙で、キリッとした後味が印象的だ。個人的には甘い余韻が続くバスチーよりも遥かに好き──。余計なことを言わず一言で片づけるならば「激ウマ」である。ハッキリ言って練馬区民が羨ましい。
なお、セブンイレブンに問い合わせたところ、テリーヌショコラもやはりテスト販売商品で「練馬区の一部店舗で発売中です」とのことであった。もしあなたが練馬区民なら、迷うことなく即買いをオススメする。
とにもかくにも、ただいま練馬区限定で発売中の「テリーヌショコラ」はマジでウマい。バスチーよりも70円以上安いことを考えれば、将来的には爆売れの可能性もあるのではなかろうか? 練馬区民たちよ、誇るがいい。練馬には練馬でしか販売していないセブンの激ウマスイーツがあるのだよ、と──。
参考リンク:セブンイレブン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.