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【偏差値0】かつやのアタマ悪い新商品『牛丼カツ丼』を食べてみた正直な感想 → 1+1=2…以上だッッ!

2019年10月11日

世間は迫り来る台風19号の話題で持ちきりだが、皆さん何か大事なことをお忘れではなかろうか? そう、本日2019年10月11日は「かつや」の新商品『牛丼カツ丼(税抜690円)』の発売日なのである! まさに嵐を呼ぶカツ丼……。

そのあまりにも頭の悪そうなコンセプトに、ネットで大きな話題となっていた本商品。さっそく私(あひるねこ)も実物を食べに行ってきたのだが……結論から言おう。『牛丼カツ丼』を食べた感想、それは「1+1=2」以外の何物でもなかった。

・話題の新メニュー

発表されるたび話題になる「かつや」の新商品だが、今回の『牛丼カツ丼』への注目度も相当なものだった。私など、待ちきれなくて発売前に自分で作ってしまったからな。ハッキリ言って負けるつもりはゼロである。おう、かかってこいや。

というわけで お店にやって来たぞ。『牛丼カツ丼』と声に出して気付く語呂の良さね。もしかして語感だけで決めたのでは? そんなことを考えているところへ、いよいよ商品が運ばれてきた……のだが。いやね、さっそく予想外でしたよ。まさか……


カレー皿で来るとは。

・丼じゃない

何これ、実家? 頭の悪さがより際立って見えてしまうのは私だけだろうか。そして同時に、『牛丼カツ丼』のシンプル極まりない構造に改めて震えざるを得ない。ではここでメンバーをご紹介しよう。


牛丼。


カツ丼。


──以上である。


・そのまますぎる

あとはしいて挙げるなら、国境ラインに紅生姜がたたずんでいることくらいか。いずれにせよ、名前のとおり混じりっ気なしの『牛丼カツ丼』であり、それ以上でも以下でもないとしか言いようがない。

私が自作した時は容器の隙間を牛肉で埋めるという形にしたのだが、このイカれた新メニューは左にカツ丼、右に牛丼をただただ盛り付けただけとなっている。そう、工夫らしき形跡が微塵も見当たらないのだ。よって食べ方としては、


まずカツ丼を食べ……


次に牛丼を食べる。


──その繰り返しである。


やはりそれ以上でも以下でもない。残酷な言い方をするなら、ここにケミストリー(化学反応)はなかった。カツ丼と牛丼を同時進行で食べているだけなので、つまるところ 1+1=2。かつやだからこそ「∞(インフィニティ)」を期待したのだが……まあ 2だよな。

・評価の分かれ目は牛丼か

一応、味についても触れておこう。カツ丼に関しては卵がちょっと少ないような気がするものの、基本的にはいつものカツ丼と思っていい。で、気になる牛丼についてだが、コイツが少々厄介なのだ。

たっぷり盛られた薄切り肉は、他の牛丼チェーンと比べても1切れ1切れのサイズが大きいように感じた。それはいい。しかし なんというか……これは店舗の問題かもしれないが、牛丼の割に煮込みが足りないのである。え、しゃぶしゃぶ? ってくらいの控えめな姿勢が、気になったと言えば気になった。

そういう意味でも、味の面では私の自作『牛丼カツ丼』の圧勝だろう。ただし、ボリュームに関しては本当に凄まじい。もしかすると このメニューの最大の売りはそこなんじゃないだろうか。ロースカツが2枚乗った特盛サイズも用意されているが(税抜850円)、私には完食はチト厳しそうである。

・結局アタマは悪い

『牛丼カツ丼』という偏差値0なネーミングに気を取られすぎてしまい、その本質に気付けなかった私は かつやファン失格だ。あのボリュームで690円。コスパは極めて優秀と言えるだろう。結局のところ量が多いのが最大の見せ場というのも、妙にバカっぽくて味があるではないか。ぜひお試しあれ。

参考リンク:かつや
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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