いきなりだが、茨城県の水戸市森林公園が “茨城のジュラシックパーク” と呼ばれているのはご存知だろうか。なんでも、実物大のティラノサウルスやトリケラトプスといった人気恐竜たちが「恐竜広場」に集結しているらしく、博物館以上にリアルな迫力が味わえるという。
というわけで現地へ行ってみた。敷地入口の案内看板を確認すると、たしかに聞き覚えのある恐竜たちが勢ぞろいしている様子。なるほどなるほど、ステゴサウルスもマンモスもイボゴンもいるのかァ~……え、ちょっと待って。イボゴンって何? 誰?
・水戸市森林公園
常磐自動車道「水戸IC」から車で10分ほどの場所にある水戸市森林公園。さっそく恐竜広場近くの駐車場に車をとめて、案内通りに進んでいった先に……例の案内看板はあった。このタイミングで「イボゴンって誰だよ」とは思いつつも、まずは1番巨大な恐竜「ディプロドクス」を目指すことに。
ちなみに広場には、古代末期から新生代まで14体の恐竜模型が展示されている。さっそく現れたのは、アンキロサウルスとトリケラトプス。たしかにデケェェェ。どちらも植物食の恐竜で、アンキロサウルスは戦車のようなボディ、トリケラトプスは3本のツノが特徴だ。
・世界最長級の巨大恐竜
ステゴサウルス、アロサウルスも文句ナシの迫力……だったが、恐竜広場の表の主役・ディプロドクスはケタ違いでヤバかった。さすが世界最長級の巨大恐竜。長い尻尾をムチのようにブンッ! と振って、肉食恐竜から身を守っていたらしいぞ。ロマンを感じるなあ。
それにしてもデカい。体長は28mで体高は10mか。尻尾を……
「滑り台」にする気持ちもわかる。
・イボゴンを求めて
さあつづいて、ティラノサウルスやマンモスがいるエリアへ。ただ、ディプロドクスを見た後だからだろうか……最強の肉食恐竜・ティラノサウルスを見ても「小さい」と思ってしまった。また、切ない表情のマンモスは、おじいちゃんみたいな雰囲気を醸し出している。
そしていよいよ……いよいよ恐竜広場の裏の主役・イボゴンだ。まったくビジュアルの想像はつかないが、きっと「ラストにふさわしい迫力の持ち主」だろう。あっ、あれはッ!!
イボゴン……!!
え、誰……!!
・創作怪獣イボゴン
やはり何者か分からなかったが、説明によると、イボゴンは昭和58年に小学2年生が考えた創作怪獣らしい。敵が現れるとイボから毒ガスを出して身を守るそうだ。ほほう、たしかに体中にイボがありますな。体中から毒ガス……イボゴン強ぇぇえええええええー!
・入園料無料
──ということで、「茨城のジュラシックパーク」こと恐竜広場には、実物大の恐竜たちだけでなく、創作怪獣イボゴンもいることを確認した。自然豊かで空気も美味しいうえに入園料は無料。機会があれば、イボゴンの毒ガスに気をつけて満喫してくれよな!
・今回ご紹介したスポットの詳細データ
名称 水戸市森林公園「恐竜広場」
住所 茨城県水戸市木葉下町588-1水戸市森林公園
時間 6:00~19:00(4月1日~9月30日) / 8:30~17:15(10月1日~3月31日)
休日 年中無休
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼ステゴサウルス
▼茨城のジュラシックパーク
▼イボゴンもよろしくな!