ほんの出来心だ。世の中には「チャットアプリ」というものが存在し、見知らぬ同士が昼夜を問わずにお話をしているという。伝え聞いた話によると、女の子が登録すると、猛烈な勢いで男性ユーザーが話しかけてくるそうだ。
その様子を確かめてみたい。そう思った私(佐藤)は、本当に出来心で上司(編集長GO羽鳥)の女装画像を無断でプロフィール写真(アイコン)に設定してみた。そうしたところ、スゴイことになった!
・売り子の証言を確かめる
何も遊びでこんなことに挑んだ訳ではない。ちゃんと理由があることを、あらかじめお伝えしておこう。「Twitterの闇」を探っている最中に、ある1人の人物が売り子を始めるきっかけにチャットアプリを挙げていたのだ。アプリの話相手に、「下着を売って欲しい」と伝えられたことを機に、私物が商売になることを知ったと語っている。
実態を知りたかった気持ちが半分、残りの半分は本当に出来心だったと正直に明かしておこう。
・上司の女装画像を設定
まずはチャットアプリに、アイコンなしのプロフィ―ルを適当に作成する。
その上で、お誂え向きの上司の女装写真を用意する。
あとは写真を設定して、架空の女性の完成だ。
・ドンドン来るーーッ!
あとはどうなるかを見届けるだけ。だったのだが、なんと上司の写真を設定する前に早々と声をかけてくる輩がいた! マジかよ、まだ何もしてないんだけど。
このアプリには、自分のプロフィールを見た人物を確認できる「足あと」機能と、相手に話しかけることのできる「トーク」機能がある。画像を設定したところ、アッという間に20件近い足あとがついた。
トークは少し目を離した隙に、またたく間に10件に達しているじゃないか……。丸1日放置した結果、トークは20件に達し、足あとは44件に。そんなに来る!?
さすがに申し訳なくて、何も返事をすることができない。なぜなら、この画像の主は、もうすぐ40歳になるちょっと変わった面白いおじさんだからだ……。
たしかに聞いた話の通りに、チャットアプリは女性が参加すると、まさに入れ食い状態でドンドン男性ユーザーが群がって来る。互いに匿名であるので、おしゃべりを楽しむ以上のことは求めたり、求められても拒むようにすべきではないだろうか。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:iOS