ロケットニュース24

470年以上の歴史を誇る由緒正しきお寺が運営するスイーツ屋さんに行ってみた! 名古屋市大須・万松寺「BANSHOJI STAND」

2019年6月24日

誰もが知る戦国武将の1人、織田信長。そんな信長の父・信秀が織田家の菩提寺として建立したのが、名古屋市・大須にある「万松寺」だ。470年以上の歴史を誇る、由緒正しきお寺……のはずなのだが、どうやらお寺界の最先端を突っ走っているらしい。

何と、スイーツ屋さんを運営しているようなのだ。しかも、なかなかの人気ぶりらしいので、行ってきた〜!

・お寺と思えない最先端のビジュアル

大須の商店街に突如として現れる、ド派手な施設。何のお店かと思いきや、ここが歴史ある万松寺のようだ。ディスプレイや白龍のモニュメントの迫力が凄まじい。

見た目からしてそこらのお寺との違いを見せつけてくる万松寺。しかもその向かいには、万松寺直営のスイーツ屋さん「BANSHOJI STAND」が。見た感じ、お寺要素は一切ない。いわゆる「映え」狙いの方々にウケそうな、可愛らしい店構え。

しかしメニューをよく見ると、ドリンクにもアイスにも万松寺のおみくじが付いてくるらしい。お寺要素あった〜!

早速、1日ごとに数量限定で販売されているボトルドリンク「BOBA BOTTLE(580円)」いちご味と、アイスなのに溶けにくいという「Kuzu Bar(300円)」いちご味・ミックスフルーツ味を購入。商品とともにおみくじの引換券が来た!

すぐさま おみくじを楽しみたいところだが、その前に喉の渇きを癒したい。まずはボバボトルから堪能する。見た目は「映え」っぽく、ボトルの中には赤いタピオカのような物といちごミルクが。

どうやらその赤い粒がタピオカではなく、韓国で大人気という「ポッピングボバ」らしい。一口飲んでみると、ミルクのコクが残る美味しいいちごミルクと共に、ポッピングボバたちが口の中に入ってくる。タピオカのように噛んでみると……

中から甘い汁が出てきた! この汁、めっちゃ味濃い。人工的な強い甘さ。構造的にはデカいイクラ(スイーツVer.)という感じだが、膜は無味でギチッとした謎の食感をしている。これが最先端の破壊力……? 最先端に気圧されながら、続いてクズバーをいただく。和菓子の素材としてよく使われる葛を使ったアイスは……

美味しい!! ゼリーを固めて凍らせたような食感。溶けにくいけど、決してカチカチなわけではない。しかもフルーツの味が効いていて、甘さも程よい。これは何本でもいけそう! そして、甘い物をたっぷり楽しんだ後は、おみくじ引換券を持って万松寺の札処へ。引換券を渡すと、書いてある番号に対応したおみくじがいただける。

おまけ用の簡易なものではなく、万松寺でいただけるおみくじと同じものなのが嬉しい。しかし、お店でドリンクやスイーツを頼んだのと同じ数のおみくじがやってくるので、正反対な内容のおみくじが手元にやってきたりも。なかなかにシュールなシステムだった。

・伝統に甘んじない姿勢

このお店では、次々と新しいメニューが提供されているらしい。今回紹介したポッピングボバなど、新しい物をいち早く取り入れようとする姿勢は素晴らしい。

歴史や伝統を重んじることも大切だが、それらも踏まえた上で新しい物を取り込んでいくことで、より飛躍出来るのではないだろうか。最先端のスイーツとお寺を楽しみながら、そんなことを考えた。

・今回訪問した店舗の情報

店名 BANSHOJI STAND
住所 愛知県名古屋市中区大須3-30-40
営業時間 11:00〜18:00
定休日 平日

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

▼敷地内に入るとお寺っぽい風景が。美しい。

35.1592136.905379
日本、〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目30−40
モバイルバージョンを終了