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【魁!! アプリ塾】マフィアをテーマにしたロシアのスマホゲームが想像を超える斬新さだった!

2019年6月21日

「Google Play ゲーム」を使って、国名を検索して未知のゲームに遭遇することに、すっかりハマってしまった私(佐藤)。任意の国の名前を入力すると、膨大な数のタイトルが表示される。その国に対するイメージの一端が垣間見えて、非常に面白いのである。

さて、今回検索した国の名前は「ロシア」だ。個人的にはロシアといえば……、マフィア。そんなマフィアライフをエンジョイできそうなゲームを発見。今回紹介する『Criminal Russia 3D.Gangsta way』だ。

・開発元の住所には……

このゲームの開発元の所在地は、ロシアのノヴァシビルスク州。ロシアを舞台にしていても、開発元は他国であることは多い。このゲームは正真正銘、ロシア産のロシアマフィアゲームだ。


さらにGoogle Mapで住所地を詳しく見るとなぜか「調剤薬局」と記されている。


もしも本当に調剤薬局がこのゲームを開発していたとしたら、人を傷つける設定のゲームは薬局という実務と真逆のように思うのだが……。また、ゲームのカテゴリーがなぜか「レース」になっているのも気になる。いずれにしても、この薬局が開発元でないことを祈ろう。


さて、ゲームをダウンロード・インストールして起動すると、最初からこちらの警戒心をフルで煽るような文言が表示される。


「端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセスを「Criminal Russia 3D.Gangsta way」に許可しますか?」


答えはNOだ。当然、許可しない。レースゲームがなぜ端末のファイルにアクセスする必要があるのか。


続けざまにとぼけたような感じで、またも端末の情報に関する質問を投げかけてくる。


「Can we continue to use your data to tailor ads fore you?」


要するに、「お前のデータをお前に見せる広告のために使っていいか?」という訳だ。残念だが、その期待には応えられない。やはり答えはNOだ


・ロケーションが選べる

ここまで来てやっとトップの画面が表示される。さっそく「Play」をタップすると……。


ロケーションの選択画面に移った。都市の昼・夜、そして村の昼・夜のいずれから選ぶことができる。よくわからないので、都市の昼を選んだ。


・視点を切り替えられる

とくにチュートリアル的なものはなく、いきなりフィールドに放り出される。画面左部分をスワイプすると、プレイヤーのキャラが移動し、右端の「グー」ボタンをタップすると攻撃だ。


画面上部に出ている「矢印」が目的地の方向を指し示しているようなのだが、この矢印が結構あいまいで、目指す場所がどこなのか全然わからない。仕方がないので、ひたすら走り回ることになった。

そうして走り回っているうちに、視点の切り替えができることに気が付いた。デフォルトでは三人称視点なのだが、一人称視点への切り替えも可能だ。意外と優秀でこの機能には驚いた。


・車が舞う?

道端に置かれている乗り物には乗車可能だ。車はもちろんバイクも、そして後ほど紹介するヘリコプターさえも乗ることができてしまう。……待てよ、なんかこんなタイプのゲームあったな。私の知る限りでは、そのゲームはレースゲームではなかったが。とにかく何でも乗れる。


ウッヒョーッ!! バイク快適。さっきまでちまちまと走り回っていたのがウソみたいに早い。かっ飛ばすぞ~! と思いながら前方を見て戦慄した。車がコロコロと転がっている。まるで木の葉のようにかる~く舞っているではないか。何かイヤな予感がする……。


・車が横転したのに……

身体がむき出しのバイクは危険かも。そこでミッションにしたがって提供される車に乗り換えた。これなら多少安全ではないのか?


調子に乗って、道なき道をグイグイ走り回っていたら……。


盛大に斜面を転がり上下真っ逆さま! これは死んだ~~ッ!! と思いきや、車両の上下を元に戻す便利なボタンが出現。


なぜかわからないけど、裏切られた気持ちになった……。いくら車が激しく転がっても、炎上したり大破したりしないらしい。その証に、別の車で飛び回ったけど、プレイヤーの体力には、なんら影響なかった



これ、車を吹っ飛ばすゲームなのかな? そういう意味では、レースゲームかも、うん。


・最大の魅力、ヘリ

このゲーム最大の魅力はヘリコプターの操縦ではないだろうか。ゲーム開始から3分、フィールドにヘリがあることを確認して駆け寄ってみる。


搭乗できることを発見し、画面に表示された操作ボタンを適当に押すと……。コイツ、動くぞ!


浮き上がるところまでは良かったが、なぜかヘリは真後ろに進み、さらに機首が真上に向いたり機体が真横になったりで、バッタンバッタンのたうち回るばかり。もうぶっ壊れろよ、どうせなら!



最後は2本の街灯の間に挟まって身動きがとれなくなった。こんな形で飛行不能になることってある? きっと開発者も想定していなかったに違いない。ロシア語で教えてあげたいくらいである。


ヘリが街灯に挟まった時点で、私はやる気をなくしてアプリをそっと閉じた……。おしまい。

参照元:GooglePlay「Criminal Russia 3D.Gangsta way
Report:佐藤英典
Screenshot:GooglePlay「Criminal Russia 3D.Gangsta way」

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