たばこ市場はこの先、どんどん縮小していくことになるかもしれない。それほど、世界的に禁煙の機運が高まり続けている。都内では駅周辺の喫煙所が縮小され、飲食店での喫煙もいずれ条件付きで禁止されることになりそうだ。
そんな中、たばこ業界では紙巻きたばこから加熱式たばこへのシフトが進んでおり、コンビニでは加熱式たばこの銘柄が増え続けている。メーカー非正規の互換機も続々と登場。今回紹介する「COOL BLACK」もまた、プルームテックのたばこカプセルを吸うことのできる代物である。
・たばこカプセルを吸える
この製品は、アイコスの非正規互換機でお馴染み、「iBuddy」の販売を行うVAPE STUDIOが取り扱っているものだ。加熱式たばこの互換機といえば、大概アイコスのヒートスティックを吸えるものがほとんど。なかには、アイコスもプルームテックも両方吸えるおかしなものも存在する。
今回紹介する製品は、そのままで使用するとただの電子たばこ。だが、吸い口の部分にたばこカプセルを装着できるという。特別にサンプルを手に入れたので、実際に使ってみよう。
・プルームテックとそっくり
製品(スターターキット)には、本体(バッテリー)とフレーバーカートリッジ(ピュアメンソール)、それにUSBアダプタが付属している。
バッテリーとカートリッジをつなげると、プルームテックのように見える。
実際にプルームテックと並べてみると、長さが1センチ程度違うだけで、ほとんど一緒。
常用している人でなければ、その違いを感じることはできないかもしれない。それくらい2つはソックリだ。
直径も同じくらいなので、これはもしや? と思い、バッテリーとカートリッジをそれぞれ入れ替えてみたところ、ピッタリとハマった! しかもどちらも吸える!
使えるには使えるが、どう考えても故障の原因になるので、すぐに元に戻した。絶対にマネしないで欲しい。
・ガツンを越えてる
さて、話を本題に戻そう。カートリッジとバッテリーをつないで吸気すると、自動で電源が入る。そのままで使えば、液体リキッドの味を楽しむことができる。先端のキャップを外して、たばこカプセルを装着すれば、プルームテック同様にたばことして喫煙可能だ。
まずはカプセルなしで吸ってみると……
ウヒーーーーーーーーーーーッ!!
「喉にガツン!」の売り文句に偽りなし! ガツンどころかドカン! と来るといっても言い過ぎではない。残念ながら、私(佐藤)はメンソール嫌いなので、この性能に強い喜びを感じることはないのだが……。
・たばこカプセルを吸うと……
続いてたばこカプセルを装着して吸ってみる。
すると、これがなかなか良い。
なお、プルームテックは吸いごたえが優しすぎることもあってか、次世代機のプルームテックプラスが誕生するに至っている。この製品は、プラスに匹敵する吸いごたえがあるのではないだろうか。少なくとも、満充電で新しいカートリッジを使用すれば、しっかりとした吸いごたえを楽しむことができるはず。
気になるのは、カートリッジ1本でどれだけ喫煙できるか不明であることだ。また、カートリッジはVAPE STUDIOでしか取り扱いがないようなので、コンビニなどで手軽に購入しづらいのも難点である。
喫煙包囲網が狭められていくなかで、新商品の発売が続く加熱式たばこ市場。今後ますます混沌を深めて行きそうだ。
参照元:VAPE STUDIO
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24