雨続きのゴールデンウィーク。負けじとお出かけも良いけれど、こういう時こそ家でゆっくり映画やアニメを観賞するのも乙なものだ。
ちょうど、『進撃の巨人』の第1話も放送され、春アニメが出そろったタイミング。そこで、2019年春アニメで今続きが気になって仕方がないおすすめ5選をご紹介したい。
・2019春おすすめアニメその1『進撃の巨人』
1話から安定のクオリティーと面白さを見せつけたのが『進撃の巨人』だ。前回の「Season3 part1」がウォール・マリア奪還に向かう直前という盛り上がるタイミングで終了したため待ちわびた人も多いと思うが、その価値のある1話だったと言えるだろう。オープニング担当Linked Horizonにはもはや安心感すら覚えるレベル。
・2019春おすすめアニメその2『ワンパンマン』
安定と言えば『ワンパンマン(2期)』。1期が良かっただけに、制作会社がマッドハウスからJ.C.STAFFに変更になったことは懸念点ではあったが今のところ安定の面白さ。
制作会社が変更になっても崩れない強固な世界観に原作力の高さが垣間見える。フブキさんの下僕になりたい。
・2019春おすすめアニメその3『さらざんまい』
強固な世界観なら『さらざんまい』も外せない。謎多きキャラたちが、少しずつ浮き彫りにする素性や性格、関係性の意外さはシャーロック・ホームズでも読んでるみたいだ。
それを水戸黄門のようなお決まりの流れでキャッチーに見せるところが幾原邦彦監督印。分からないことが心地良い。考察がはかどりそうな作品である。
・2019春おすすめアニメその4『この音とまれ!』
お決まりのパターンと言えば、『この音とまれ!』ももはや王道のストーリーと言えるだろう。高校の部活動を描く学園ものだが、題材は和楽器の箏(こと)。
そう、マイナー部活ものである。部員1名の『箏曲部』に、箏の家元の娘、有名な不良、「箏って何?」という初心者が入部。目指すは全国! 熱いんだろうな。熱いに違いない。そんな灼熱の青春をすでに予感させている本作。『ちはやふる』が好きな人にはおすすめだ。
・2019春おすすめアニメその5『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』
上記4つと違い、安定感は感じないものの急激に物語が加速してきているのが『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』。原作を知らず適当に見てたら4話のラストで衝撃を受けた人は多いだろう。ゴミ箱の中身がさすがだった。
同じ時間を繰り返すデジャブもののため『STEINS;GATE』にハマった人は好きかもしれない。ただし、そこはかとなくエグイ表現も登場するので、そういうシーンが苦手な人はご注意を。
──以上、現時点では上記5作品から勢いを感じる。なお、次点は『ひとりぼっちの○○生活』。何も考えずにぼーっと時を過ごしたい人にはオススメだ。
まだ間に合う春アニメ。そろそろゴールデンウィークも中盤戦だが、暇を持て余している人もいるだろう。長い10連休、前半に出かけた人も、外出は鬱陶しいという人も、この機会に春アニメでも見てのんびりするのもいいのではないだろうか。
執筆:中澤星児
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