そのニュースを聞いた時、私は椅子から転げ落ちた。今も私の手は興奮のためか、小刻みにプルプルと震えている。もったいぶらずに、サクっと要約する。
日テレNEWS24によると……なんと! 第310回ロト7(2019年3月29日抽選)の1等3口が、高知県の「イオンモール高知チャンスセンター」で出たのだという。当選金額9億3358万3800円の1等が、同じ売場で同じ日に3口も出たのだ!!
計算してみよう。9億3358万3800円が3口となると、28億75万1400円。1つの売り場から、28億円超えの大当たりが出たのである! ちなみに「同じ抽せん日に同じ売り場から出た金額として史上最高額」であるという……。クゥ〜ッ!
ちなみに、私は抽せん日(29日)の23時42分、第310回ロト7の予想記事の結果報告追記にて、こんなことを記していた。
「グエーーーーー! なんということかっ……!! グエーーーーーッ!! というのも、1等当選3口で、それぞれ9億3358万3800円もってったーーーーーっ!! ほぼほぼ10億、3口(たぶん3人)が持っていった〜〜〜〜! こんなことあっていいのかーーーーっ! うらやまC〜!」
──バカ丸出しの文章であるが、注目してほしいのは「3口(たぶん3人)」と書いているところ。もちろん、同一の売り場から3口出るだなんて予想しているはずもなく、ごくごく自然に「たぶん3人」と書いたのだが……これ……
3人じゃなくて1人なのでは?
考えてみて欲しい。まず、赤の他人の3人が、同じ売場で1等の当選番号「17、25、26、28、31、32、37」を偶然にも買っていた……なんてこと、あるか? ないって! もしもそれがあったとしたら、おそらくロト7の1等当選確率1029万5472分の1が当たる確率よりも低い奇跡中の奇跡であろう。
続いては、「家族」ならびに「仲間」で買った……という可能性。これは、ありうる。キャリーオーバーが無い回だったら1等当選金額が3頭分にもなるので不利になるが、この回は十分なキャリーオーバーが溜まっていた。「3人仲良く10億円もらおう!」的な作戦だった可能性も捨てきれない。
しかし……
なんとなくだが、私は「1人で3口」だと推測する。いいや、そうであってほしい。おそらく「17、25、26、28、31、32、37」という数字は、当選者にとって「自信のある並び」だった。17と37の7並びで「25、26」&「31、32」を挟み込み、真ん中には27……と思わせておいての28。見事だ。
そんな「自信並び」に加え、キャリーオーバーも22億4354万2325円発生していた。つまるところ「勝負回」だった。となると、当然、自信があれば……
3口買って30億……!!
──そんな狙いも不思議ではない。結果、彼(彼女)は、その大博打に見事勝利した。そして、一夜にして28億円をゲットした。300円×3=掛け金900円が、ドカンと28億75万1400円に化けたのである。こんな夢のある話、あるか。
28億円といえば、2014年のメッシの年俸(2000万ユーロ)と同じである。1日にしてメッシである。さらに言えば、昨年におけるダルビッシュ有の年俸(2500万ドル)とも同じ。わずか1日でダルビッシュ1年分を稼いだのだ……。
いずれにしても、奇跡である。同じ抽せん日に同じ売り場から1等が3口も出るだけでも奇跡だし、仮にその3口が3人ではなく1人だとしたら、これはもうロト7史に残る伝説だ。思わぬかたちで伝説となった第310回ロト7。イオンモール高知チャンスセンターは、ロト7ファンの聖地となることだろう。