ここ数日で一気に暖かくなってきて、花粉も勢力を拡大。ちらほらと桜も咲き始めている。これはいよいよ冬も終わりということだろう。そんな春の気配を察知してか、マクドナルドに今年も「てりたま」シリーズが帰ってきたぞ!
去年も「てりたま」は新作を引っさげてカムバックしていたが、今年もその辺に抜かりないようす。2019年の新入りてりたまは『厚切りペッパーベーコンてりたま』だ。さっそく食べてきたので紹介しよう。
・本当に厚い厚切りベーコン
『厚切りペッパーベーコンてりたま(450円)』は2019年3月13日から、おなじみの『てりたま(360円)』や『チーズてりたま(390円)』らと共に期間限定で販売中。恒例の2品もいいが、もっとも気になるのはやはり新作だろう。公式HPには
バーガーからはみ出るほど存在感抜群の黒コショウで味付けした厚切りペッパーベーコン
などと書いてある。どうやらベーコンのサイズには相当な自信があるようだ。はみ出るだなんて、期待せざるを得ないだろう。見せてもらおうか、存在感抜群のベーコンとやらを!
ということで注文すると、3分ほどで完成。なんだか包みが歪んでいる。手に取ると、どうも安定していないというか、うまく包みきれていないというか、とにかく包み紙とバーガーのフィット感がイマイチである。
そっと包み紙を開いてみると……
ベーコンがッ! はみ出てるゥゥウウウウウウ!!!
包み紙とのイマイチなフィット感の正体はこのベーコンで間違いないだろう。マジでポロリ……いや、デロン♪ とはみ出ている。こいつは確かに存在感抜群だ。しかもこのベーコン、しっかりと厚い。見た目的にはかなりナイスなベーコン力を感じる。
・ペッパーの効き具合がグッド
しかし問題は味だ。こう言っちゃ悪いが、この手の商品では見た目はよくとも食べてみるとそうでもないというか、なんだかんだで没個性というか、そういう微妙なモノもたくさんある。食べてみて、ベーコンの存在感やてりたまの親和性が両立できていなければアウトだ。
ということでやや懐疑的な姿勢を崩さず一口ほお張ってみたところ、こいつはグッド! まず何よりペッパーの効き具合が最高にウマい。『てりたま』の甘さをピリッと引き締めてくれている。そしてフワッと広がるベーコンフレーバー。
てりやきソースや卵、パティにかき消されることなく、しっかりと存在感を維持している。もちろん親和性もナイスだ。またこれは非常に細かいポイントだが、筆者的に特に評価したいのは、ベーコンがあっさり噛み切れること。
・ベーコンずるずるトラップ
これはどういうことか……? この手のでかいベーコン入りバーガーの中には、時折とんでもないトラップが仕掛けられているブツが存在する。ベーコンが噛み切れず、ベーコンがそのままズルズルと引き出されるタイプだ。
想像しながら読んでほしいのだが、ベーコンがずるずると引き出されてしまうと、ベーコンにつられて野菜やらもずるずると引きずり出されるのだ。こうして野菜とベーコンがずるずる引き出されると、大抵細切れになっている野菜は、ことごとく下に落ちてしまう。最悪の場合、野菜とベーコンを失ったことでバランスが崩れ、バーガー全てが崩壊することもある。
『厚切りペッパーベーコンてりたま』のベーコンのでかさには当初心躍ったが、その反面、過去のベーコンずるずる事件によるトラウマがフラッシュバックして警戒していた筆者。しかし今回は杞憂(きゆう)だったようだ。ベーコンは確かな歯ごたえを感じさせながらも、割とさっくり噛み千切ることができた。
ボリューム的にもそこそこで、セットで注文し、ポテトやドリンクと一緒に食べれば成人男性でも十分な食べ応えと思われる新作てりたま。ボリューム的にも味的にもベーコン力的にも中々高得点でオススメだ!
参照元:マクドナルド
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.