3月に入ったとはいえ、まだまだ寒い日が続く。こんな時はおでんだ。おでん、おでん、おでん……もう私(あひるねこ)には、おでんしか見えねえ! 山王戦の三井状態になっているところへ、姉妹サイト・Pouchのこんな記事が目に入った。
なんと、あの人気カフェチェーン「プロント」には、おでんが置いてあるというのだ。おでん~? プロントに~? ホントかよそれ、全然イメージないんですけど。よーしこうなったら、店舗まで行って確かめてみるか!
・プロントの「バータイム」
プロントというと、コーヒーを飲んだりパスタを食べたり、所謂カフェのイメージだ。が、17時半からの「バータイム」になると、メニューにお酒やおつまみが出現する。噂のおでんも、この「バータイム」以降に注文できるらしい。
夜の時間に入るのは今回が初めてだが、店内はコーヒーを飲む人やビールを飲む人が混じりあい、どこか自由で大人な雰囲気を醸し出していた。通常の1.5倍あるという『メガ角Dハイ(税込690円)』を頼みつつ、メニューをめくる。
・まさかのおでん
おでんといえば、やはり大根と卵は外せないだろう。加えて厚揚げ、こんにゃく、はんぺんあたりも戦力に入れておきたいところ。しかし、ピザやアヒージョといった洋風メニューが並ぶプロントで、おでん なんかあるわけが……
あったやないか。
ジーマーであったやないか、しかも3種類。ならば3種類とも頼まねばなるまいと、気合いを入れて注文すること数分。我がテーブルには、アヒージョっぽい皿が3つドドンと並んだのであった。ところが。うーん、なんというか……思ってたのと違う。
・未知への戸惑い
これは……本当におでんなんだろうか? 『大根とマッシュルームのポルチーニソース(税込490円)』に……。
『信田はんぺんと出汁餃子(税込450円)』。そして……。
『玉ねぎと辛口ソーセージのトマトクリーム(税込390円)』。いやポルチーニソースて! トマトクリームて!! 自分のおでん観が、ガラガラと音を立て崩れていくのを感じる。
・予想以上のウマさ
正直、「どこがおでんだよ! しゃらくせえ!!」という気持ちがなかったと言えば嘘になるが、実際に食べてみると……これが実にウマいのだ。大根、柔らか! 味染みてウマッ!! ポルチーニソースと大根の相性が良すぎて笑ってしまう。まさに洋風おでんである。
はんぺんを油揚げで挟んだ「信田はんぺん」は、噛むとスープがじゅわっと染み出るぞ。ゴマ油が効いているのが特徴だ。トマトクリームに浮かぶトマトはトロトロに煮込まれており甘く、辛口のソーセージともよく合う。まあ、おでんなのかどうかはさておき、ウマいことは間違いない。
・ワインと一緒に
本来おでんは日本酒でやりたい派なのだが、気付いたらワインを注文してしまっていた。というか、これは絶対ワインでしょ。想像とだいぶ違うものが出てきて戸惑いはしたものの、新しいおでんの形としてこれは十分アリだと思うぞ。
個人的な一押しはやはり大根だ。大根はもちろんソースも舐め回したくなるほどウマいので、一緒にバケットを注文しソースに付けて食べるがヨロシ。プロント流洋風おでん、ぜひお試しあれ。
参考リンク:プロント
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼バケットを追加して(税込100円)……
▼ソースに付けて食べるのがオススメ。