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ローストビーフとウニ・イクラの素敵な共演! 東京・吉祥寺「肉ドレス海鮮丼」に新時代を感じた

2019年1月19日

ローストビーフ丼が一世を風靡したのは、いまから5年も前のことだ。当時、神戸の名店レッドロックが東京進出を果たし、それから2~3年の間、ブームが続いた。しかし現在はどちらかといえば下火。以前は目新しさもあったのだが、最近ではどこでも容易にローストビーフ丼を食べることができる。

もう時代じゃないのかも……と思いきや! 東京・吉祥寺に、ありそうでなかったローストビーフ丼の専門店がオープンしていた。そのお店「肉ドレス海鮮丼 本店」は店名の通り、肉と海鮮を組み合わせた丼ぶりを提供しているとのこと。一体どんな料理なのか。実際に食べてみたよ!

・1月にオープン

このお店はもともと「吉祥寺 絹」という名前の和食店だったそうだ。黒毛和牛肉ドレス海鮮丼がランチで好評だったことから、専門店として2019年1月にリニューアルオープンしたのだとか。


店前の看板を見てみると、なるほど! これが肉ドレス丼か。一般的なローストビーフ丼にウニやイクラを合わせたぜい沢な料理。ウニと肉の相性は良いはず。なのになぜ、いままでこのメニューを売りにするお店はなかったのか。まさに目からウロコだ。店内に入ってメニューを見れば、これ1本で勝負していることがわかる。


レギュラーは1600円。オプションとしてウニ・イクラ・ご飯の増量が可能だ。今回は、ウニ3倍盛り(500円)に牛煮込み(300円)、ご飯少な目(50円引き)で注文した。


・1600円は妥当

待つこと約5分。登場したのが……





表の写真と多少見た目は違うけど、肉とウニ、そしてイクラのコントラストは非常に美しい。レギュラーサイズ1600円なら妥当といったところだろうか。

しかしながら、食べる前の段階で、正直なところこう思っていた。「どうせご飯で高さを出してるんでしょ?」と。食べてみて、その予想が裏切られることになる。


・肉の下に隠されていたモノ

さて、お店のオススメの食べ方はまず最初に、卓上の岩塩を振りかけて肉を食す。次に小皿にしょう油を入れてワサビをとき、それをかけて食す。最後に、残したご飯に出汁をかけて、ひつまぶし風にして食す。

まずは、塩をかけて肉を食う。


肉の見た目は表の写真と多少違うが、味はしっかりとしている。追加料金を払ってもいいから、肉を増量したい……。


この丼の本領発揮はここからだ。肉はあくまでもドレス。外側を飾っているに過ぎない。スプーンをてっぺんから豪快につっこむと、ウニの真下にはご飯ではないモノがいた! これは何だ!?


そこにいたのは、半熟たまごだ! まさかたまごを隠していたとは!! それだけでも十分な驚きだったのだが、実はこのたまご……!

トロたくをまとっている! 肉の上にウニとイクラを乗せただけではなかった。これはちょっと予想外。ご飯で高さを出してるなんて考えてしまってゴメンね!


・まるでロックフェス

ローストビーフとウニとイクラ。この3種の食材が織りなす味のマリアージュは、さながらロックフェスのようだ。日本人アーティストだけでなく、外国人アーティストまで同じステージに立っている。そのさまをフィールドに寝っ転がりながら眺めているよう。

この3種で軽いセッションを行っていたら、たまごとトロたくが飛び入り参加。マジかよ! 激アツじゃねえか。今年もこれて良かった~。なんて感慨に浸っていたら、さらにアツい展開が待っていた。ここから夢のひつまぶしタイムである。


おまけのつもりで注文しておいた、牛煮込みをご飯に乗せて、その上から熱い出汁をかけると、やや海鮮系が押し気味だったフィールド(丼)が、一気に肉々しくなった! さっきまでロック調の展開だったのに、サポートギタリストが参加したら、全体がブルージーになった感じ! カッケエ!


まるで味のフジロックや~!!


すでにローストビーフ丼の時代は終わったのかもしれない。しかし、この丼のようにひそかに新しい形に進化しているものも存在する。海鮮丼とのフュージョン(融合)丼がこれからの時代をけん引していくのかもしれない……。

・今回訪問した店舗の情報

店名 肉ドレス海鮮丼 本店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-24-6 福助ビル2F
営業時間 11:00〜15:00 / 17:00〜22:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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日本、〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目24 福助ビル2F
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