人間の目というのは不思議なものだ。例えば、景色に感動した時、帰ってスマホで撮った写真を見てみるとショボく見えるというのはよくあることだろう。もっと壮大でビビッドだったあの景色。私たちが普段目で見ている世界はなかなか他に代えがたい。もし、そんな世界に色がなかったら?
2018年11月15日に投稿されたアメリカ警察のFacebook投稿が話題である。色盲のおじいちゃん警察官、同僚のプレゼントで生まれて初めて色を見た感想は……
・補正メガネをプレゼント
この動画を投稿したのは、カリフォルニア州ハンボルト郡警察の公式Facebookページ。主役となるのは、おじいちゃんと呼んでも差し支えない年齢の警察官ジェフ・ディシュモンさんだ。動画では、8年間一緒に働くサマンサさんが、色盲のジェフさんに補正メガネをプレゼントする様子が収められている。
・生まれて初めて見る色
お互いに「おじいちゃん」「孫娘」と愛称で呼び合う仲である2人。サマンサさんから渡された補正メガネをつけた瞬間、言葉をなくすジェフさん。そして、感動に震える涙声でつぶやく「オーマイガ……」と。
その様子にサマンサさんも涙。その後、辺りを見回しながら「全世界が輝いている」とジェフさん。初めて色を見た感動が伝わって来る。
そして動画の最後、ジェフさんはサマンサさんを抱きしめながら「別世界だ……」とつぶやく。彼の目には今、世界で最も美しい景色が映っているに違いない。
世界の美しさを思い出させてくれるこの動画。約2週間で77万回以上再生され、ABCニュースやNBCニュース、FOXニュースにも取り上げられている。なお、ディシュモンさんの視力がメガネに適応するまで2~3週間ほどかかるという。
参照元:ハンボルト郡警察Facebookページ、FOX13ニュース(英語)
執筆:中澤星児