おいちょっと待て! 場所を取るから本を捨てるだぁ……? 捨てるくらいなら売りなさい! その1冊1冊が貴重な文化なんやでェェェェエエエ!! というわけで本を売ろうと思うのだが、ぶっちゃけ本ってどこで売るのがいいの?
やっぱり売るなら1円でも高い方がいいじゃないですか。でも、どこが高く買い取ってくれるかってイマイチ分からないじゃないですか。そこで、人気タイトルを何通りかの方法で実際に売り、一番高く売れたのはどこかを調べてみたぞ!
・本を売りたい
今回用意したのは漫画、ビジネス書、写真集の3冊。いずれも人気の売れ筋だ。この3冊を売った場合、合計でいくらになるかを検証したい。ちなみに状態は、一度目を通した程度のほぼ新品である。
購入金額については以下の通り。漫画が540円、ビジネス書が1500円、写真集が1800円で、しめて3840円也(すべて税抜価格)。そんじゃさっそく売りに行くか。いざ、出陣!
・買い取ってもらった
まず最初に私(あひるねこ)が向かったのは、某大手買取チェーンだった。手軽で初心者にとっては気楽だが、高く買い取ってくれるものなのだろうか?
本を持ち込み、緊張しながら査定を待つこと十数分……。いよいよ金額が出たようだぞ。さあ、気になる結果はこうなった! 3冊合わせて……
1150円だーーーーッ!!!!!
……むう。まあ、こんなもんだろうか? 内訳を見ると、漫画が250円、ビジネス書が200円、写真集が700円と記載されている。漫画は健闘したと思うが、写真集に関しては正直もうちょい期待したかな……。よし、気を取り直して次行ってみよう!
・古本街で売る
私は反省している。先ほどは冒険心が足りていなかった。本当に高く売りたいなら、もっと踏み込んで行かないと。そこでやって来たのが東京・神保町である。古本と言えば神保町だろうがよい! という安易な考えではあるものの、このエリアで一発逆転を狙おうと思う。
とは言え、さすが世界一の本の街・神保町。古本屋の数もハンパではない。どこで売ったらいいのか迷ってしまうが、ここはレッツフィ~リング。買い取ってくれそうな古本屋に突撃をかますぜ。すんませーん! この3冊を売りたいんですけどー!!
が!
そこで私は衝撃的な光景を目の当たりにする。超人気タイトルを売った結果、買取金額は合計でまさかの……
\ 500円 /
マ、マジかよ……。さっきは1150円だったのに……。神保町の洗礼を受ける私。いや、個人店だし差はあるさ。別の古本屋にも行ってみよう。お、ここは写真集もたくさん並んでいるぞ。すんませーん! この3冊を売りたいんですけどー!! が、しかし……。
まさかの400円である。
え、下がるの!? さらに? これは予想外だった。2軒とも金額の内訳は出ないらしく、問答無用でこの値段になったでござる……。ただ、古本屋によってやはり専門分野のようなものがあるはずで、今回は持ち込んだ本とお店の相性が悪かったということなのだろう。買い取ってくれただけ、ありがたいと思わなければ。
・スマホで売ろう
ややヘコみ気味の私が最後に試したのが、フリマアプリ『メルカリ』だった。なんとなく古着がメインというイメージがあったが、実は『メルカリ』には「バーコード出品」という機能が搭載されており、本などに記載されているバーコードをスキャンすると……。
すぐに商品名が表示され、説明文とおすすめ価格が自動で入力されるのだ!
この機能を使えば、商品の写真を撮影するだけで……はい出品。簡単すぎて、本当に出品されているのか不安になるレベルである。
価格は自分で設定できるが、今回は『メルカリ』のおすすめに従い、ビジネス書を740円で出品してみた。売れやすいよう、送料もこちら負担としたぞ。あとは天に祈るのみだ。
──翌日
おーーーーい! 見てくれコレ!! キタキタキターーーッ! ビジネス書が売・れ・た・ぞォォォォオオオオ!! なんか知らん間に売れてたァァァァァアアア!
・驚きの利益
さっそく商品を封筒に入れて発送。購入者が評価を付けた時点で、取引は完了となる。さあさあ、気になる入金額だ。今回、私はビジネス書を740円で出品しており、そこから販売手数料74円と配送料195円が引かれる。その結果、自分に入ってくる金額は……。
471円となった!
うおおおおお! 某大手買取チェーンでは200円だったので、倍以上の値段で売れたことになる!! その後、写真集と漫画も同様に出品したところ、漫画はまだ売れていないが、写真集が速攻で売れてくれたぞ。
手数料などを引いた金額が975円だったため、現時点での総利益は1446円という結果に! まだ漫画が残っているにもかかわらず、すでに某大手買取チェーンでの買取額を超えてしまったではないか。
・結論
ハッキリ言おう。『メルカリ』の爆勝ちである。だが、今回それ以上に驚いたのは、『メルカリ』への出品の簡単さだった。前述の通り、「バーコード出品」の使い勝手がとんでもなく良いため、手間に感じるようなストレスがほとんどないのだ。
・売ってみよう!
大量に売る場合は店舗に持ち込んだ方が楽かもしれないが、新刊や人気作をサクッと売るなら、『メルカリ』が頭一つ抜けていると言わざるを得ないだろう。時代は変わるものである。さて! このお金でまだ見ぬ新しい本を探しに行こうかな♪ 後で『メルカリ』で売れると思うと、財布の紐がゆるくなってしまいそうだ。
参考リンク:メルカリ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼メルカリで本を売ろうと思ったら、
▼まず出品画面で「バーコード出品」を選択し、
▼バーコードをスキャン。商品の画像を撮影すれば、
▼出品完了だ
▼売れた! 発送するぞ!!
▼購入者から評価が付いたら取引完了
▼「販売利益」が自分に入ってくる金額である!
▼写真集も売れたで~!