日本の夏、夏目の夏。妖怪と人間の心の交流を描いたヒューマンドラマ・アニメが『夏目友人帳』である。夏の夕暮れのような寂しさと温かさが同居する本作は夏にぴったり。
そんな『夏目友人帳』の劇場版本予告が公開されたためお伝えしたい。たった90秒だけど……すでに泣ける! な、ナチュメェェェーーー!!
・レイコさんキタ!
2018年9月29日に全国ロードショーを控える『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』。7月11日に公開された本予告はたった90秒にもかかわらず、本編のオーラがビンビンに伝わってくる内容だ。レイコさんキタァァァアアア!
説明しよう! レイコさんとは主人公・夏目貴志の死んだ祖母のこと。「妖」を見る力のある夏目貴志は現在、妖怪に名前を返す日々を送っているのだが、それはレイコさんが妖怪の名前を奪ったことが原因となっている。その妖怪の名前を集めたのが「友人帳」という契約書のようなものだ。
一見、末代まで迷惑をかけるめちゃくちゃな人に見えるレイコさん。しかし、夏目貴志の元に名前を取返しに来た妖怪たちの記憶の中の彼女の姿は少し違う。そこには、霊能力のせいで起こる人との摩擦に落ち込んだりしながら、妖怪の心に触れ合い強く生きようとする彼女の姿が。
・レイコさんが出てくるだけで泣ける
何が言いたいかと言うと、レイコさんが出てくる話は確実に泣ける! 私(中澤)は、レイコさんの後ろ姿がカットインしてきただけで反射で涙がボロボロこぼれてしまう。これぞ、夏目友人帳の「レイコ確変」だ。
というわけで、たった90秒の予告で泣いてしまった私。ファンにとっては本編の雰囲気が伝わるマジで泣ける予告である。その証拠にYouTube動画には以下のようなコメントが早くも続々と集まっていた。
・ファンの声
「予告だけなのに泣いた…」
「あー……ほんとに良い…」
「PVだけで泣きそう…」
「まさか90秒でガチ泣きするとは・・・」
「トリプルミニニャンコ先生可愛い」
「絶対見に行く」
「すっごい夏に合う」
──そりゃ泣くよね。分かるわ。なお、あらすじも公開されているため併せてご紹介したい。
「人と妖の間で忙しい毎日を送る夏目は、偶然昔の同級生・結城と再会したことで、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。 そんな頃、夏目は、名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝と知り合う。レイコのことを知る彼女は、いまは一人息子の椋雄とともに穏やかに暮らしていた。
彼らとの交流に心が和む夏目。だが、親子の住む町には謎の妖が潜んでいるらしかった。そのことを調べに行った帰り、ニャンコ先生の体についてきた “妖の種” が、藤原家の庭先で、一夜のうちに木となって実をつける。どことなく自分に似た形のその実を食べてしまったニャンコ先生が、なんと3つに分裂してしまう――!?」
──なんと、レイコさんを知る女性が登場するようだ。シリーズ初の長編オリジナルエピソードである本劇場版。繰り返すが全国公開日は9月29日だ。夏目を待って平成最後の夏を終わらせよう。
参照元:劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~
執筆:中澤星児
(C)緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト