旅先での楽しみのひとつと言えば、もちろん “食” だろう。むしろソコを目標に1日の計画を組み立てる人も少なくないハズ。特に海外旅行ともなれば、現地の味を探すのに必死になる。日本に来る外国人観光客も同じ気持ちで、日本人が集う人気店に行く……と思いきや、そうでもないらしい。
先日発表された「外国人に人気の日本のレストラン 2018」は “日本人が知ってそうで知らない店ばかり” であった。では、どのあたりが外国人観光客に支持されているのか、理由を確かめるためランキング5位で奈良県にある「Nino(ニーノ)」に行ってみた。
・日本人も外国人も利用しやすそう
ニーノは近鉄奈良駅から徒歩1分もせずしてたどり着く、とてもアクセスの良いイタリアンレストランだ。「外国の方が日本に来てわざわざイタリアン?」と一瞬思うが、そういえば記者も海外旅行でわざわざ日本食を食べに行ったことを思い出す。
入り口には英語の案内もあり、日本語ができない外国人観光客でも入りやすそうだ。いざ中に入ってみると店員さんが笑顔で迎えてくれ、アットホームな雰囲気だった。メニューを開くと、ドリンクとフードともに豊富で期待が高まる……!
・心遣いがさすが
どれもこれも美味しそうで迷って仕方がないので、店員さんのオススメをもとにいくつか頼んでみた。記者は3人で出かけたのだが、こちらが頼んだわけでもないのに料理を3等分にカットしてくれたり、取り分けやすいように盛り付けてくれた。心遣いがさすが!
奈良のレストランは都会に比べて利用者が少ない分、1人ひとりに対する接客が丁寧だと常々感じている。そして同店も例に漏れず。料理提供時にポイントや食べ方を一言付け加えてくれるなど、至れり尽くせりな対応をしてくれた。日本らしい「おもてなし」を感じられる店だと言える。
・生ハムとパスタがヤバい
また、気になる料理の味も申し分なし。数あるメニューの中で、記者が特に気に入ったのは “生ハムとプチサラダ(S1300円、M1800円)” 、トマトクリームベースのパスタ “ニノッセ(S1450円、M1900円、L2500円)” だ。
生ハムサラダはこれでもかというほど、立派な生ハムがモリモリ。1年分くらいの生ハムを食べた気がするので、海外サイズに慣れている外国人観光客でも満足できそうである。
パスタは、トマトのクリームベースにキノコやエビ、アンチョビが調和しており、いつまでも食べていたい美味しさ。何より、見た目の優しさに反するパンチの聞いたピリ辛がクセになる。水を飲みながらでなければ食べられないほどだったが、逆にそれがウマいのだ。
コスパが良い、衝撃的なメニューがある……という訳ではないが、料理の味と量、心遣いといい、外国人観光客に人気の理由が分かった。きっと同店は旅先でホッコリできる存在になっているのだろう。もちろん、日本人もリピート確実なクオリティなので要チェックやで。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 Nino (ニーノ)
住所 奈良県奈良市西御門町11の11プライムビル1F
時間 11:30〜14:30(LO13:30)、17:30〜23:00(LO22:00)
定休日 月曜日
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼どれもこれも美味しいニーノ
▼生ハムプチサラダとパスタニノッセが気に入った
▼牛すじピリ辛煮(1000円)もウマし
▼ピザもリゾットも外れなし~!
▼お酒も種類が豊富で言うことなし!!
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