友情、恋愛、ファッションに色の組み合わせ。似た者同士というのは何かとしっくりくるもの。似た者がくっつくことで、互いのいいところがより強調される。それは食べ物にも言えるのではないだろうか。
そう! 同系統のものは相性がいいはず。ということで、油には油を。バターを油で揚げてみた。
・バターを油で揚げてみた
バターを油で揚げる。これはバターフライや、フライドバターなどと呼ばれるアメリカのスナックだ。米国の一部地域ではお祭りに登場するのだとか。
さて油で油を揚げると言っても、何もバターを直接油に放り込むわけではない。バターの塊にドーナツ的な衣をつけてカラリと揚げるのである。あら、バターたっぷりのドーナツだなんて美味しそうじゃない? さっそく作ってみた!
【材料】
・バター:1/2本
・ホットケーキミックス:150g
・牛乳:50cc
・卵:1個
・お好みでハチミツやシナモンパウダー
【作り方】
1.まずはバターを冷凍庫へ。凍ったら一口サイズにカットする。
2.バター以外の材料を全て混ぜる。
3.2の生地をバターにたっぷりと絡ませて、揚げ油へGO! 生地が破れないように慎重に。両面がキツネ色になったら完成だ。
あとは好みでシナモンや蜂蜜をかけて食べよう! なお、シナモンや蜂蜜を揚げる前に絡める作り方もあるが、あとがけの方が失敗が少ないのでオススメだよ!
・1口目は激うまパラダイス!
こんがり揚がったバターフライ。半分に切ってみると、中からバターがじゅわわわわ〜。トロトロととろけて美味しそうな香りが漂う。
食べてみると、あ、美味しい! 想像するほどのしつこさはない。 カリッと揚がった生地、内側にジューンワリとバターがしみており、何ともリッチな味わいだ。バターが練り込まれたクロワッサンを思えば、似たようなものなのかもしれない。油×糖×小麦粉って罪深き美味しさだよねえ……。
・だがしかし……
「体に悪そうなものに限って美味しく感じるよね、神さまのばか」
なんて思っていたせいだろうか。ヘブンにいたのは1口目だけだった。2口目で盛大な胸焼けがやってきたのだ。これはヤバイ……胃どころか脳みそレベルでノックダウン! お腹は壊さなかったが、その後、謎の頭痛が発生したのだった。これをペロリとイケちゃうなんて、アメリカ人の体、一体どうなってんだよ!
日本人の胃腸も食生活の変化にともない、消化機能もそれに対応するようになったと言われている。しかし、それでもバターフライをがっつくには1万年くらい早い……のかもしれない。でも、美味しいんだよね。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼こんがり美味なバターフライ、まずは少量を分けて食べるのがよろしいかと存じます。