沖縄といえば、もちろん日本最強の南国リゾート地である。おそらく多くの旅行者は、美しい大自然や沖縄料理を限られた滞在時間でフルに味わうべく、予定をギッシリ入れて訪れているに違いない。自由時間は「帰りの那覇空港だけ」なんて人も少なくないだろう。
そこで今回は、那覇空港の片隅でひっそりと営業している『空港食堂』を紹介したい。場所は分かりづらいが、空港職員の方が社員食堂のように利用している人気店なのだとか。ちょっと気になったので、実際に行ってみたぞ!
・琉球銀行の奥
空港食堂は、1階「到着口A」の近くにあるという。特に案内看板も無いので、ほとんどの観光客は食堂の存在に気がつかぬまま、2階「出発ロビー」3階「チェックインロビー」4階「レストラン街」へと向かうらしい。
さっそく1階の到着口Aを目指してみると「琉球銀行」が見つかった。どうやら、琉球銀行の脇からさらに奥へと進んだ先に食堂はあるようだ。ここまで来ても「本当にあるのかよ」と思わず疑ってしまうレベルなのだが……お、おおお!
確かに「空港食堂」と書かれた旗がある! ただ、恐ろしいほどに目立っていないので、意識して探さなければ絶対にスルーしてしまうだろう。まさかこんな場所に食堂があったとは……。
・沖縄の家庭料理がズラリ
店頭のディスプレイには定番の沖縄グルメがズラッと並んでいた。ゴーヤチャンプルーやポーク玉子の定食が600円と、どれもこれもリーズナブルだ。空港内のレストランはちょっと割高だったりするが、
地元の食堂と金額差がない気がする。
今回は券売機で「沖縄そば(540円)」を購入。活気に満ちた店内で待つこと数分、食券の番号が呼ばれたので沖縄そばをキッチンまで受け取りに行った。おおお~ボリューム満点で美味しそうじゃないか。さっそく一口食べてみると……。
確かにウマい、まさに沖縄の味だ! 柔らかい三枚肉はもちろん、素朴な麺が弾力豊かで食べ応えがある。なんでも具材はすべて店内で仕込んでいて、そばのダシも手作りとのこと。家庭的で優しい味付けは、ローカル食堂そのものといった感じ。文句なしだ!
・出発間際まで沖縄感を味わえる
というわけで、職員の方が主に利用する空港食堂は、リーズナブルかつ、地元の味が堪能できる穴場スポットであった。時間つぶしの観光客でごった返しているレストラン街よりも、地元感が味わえる食堂の方が個人的にはオススメできる。那覇空港へ行く機会があれば、ぜひ足を運んでいただきたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 空港食堂
住所 沖縄県那覇市鏡水150 那覇空港 国内線旅客ターミナルビル1F
時間 9:00~20:00
休日 年中無休
参考リンク:空港食堂
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼1階到着ロビーMAP(赤丸の場所が空港食堂)
▼1階到着口Aの琉球銀行の脇から奥へ
▼発見
▼ディスプレイ
▼リーズナブルな値段設定で嬉しい
▼沖縄そば(540円)
▼出発ギリギリまで地元の味を楽しめる
▼4階のレストラン街はかなり混雑していた
▼案内にも「空港食堂」の名前はなかった