ロケットニュース24

【実録】ネットで彼女募集したらヤバすぎる手紙が届いたでござる

2017年3月13日


気がつけば2017年も2カ月が過ぎた。もうすぐ春がやって来る。春と言えば出会いの季節……1年前、私(中澤)はロケットニュース24で彼女募集を行った。だが、現在も私には彼女がいない。なぜか?

あわよくば進行状況を記事にしていこうと思っていた彼女募集だが、記事化どころか企画自体を諦めざるを得ないほどヤバい手紙が届いたのである。その時のことを今、明らかにしたい。

・彼女募集の応募条件

まず、彼女募集の際、私がパートナーに求める理想として記載したのは以下の条件。

・対象年齢25~36歳(年齢はあんまり関係ないですが)
・お互いの趣味嗜好を許容できる
・僕に過度な期待をしていない
・僕がいなくても一人で生きていける
・精神的に不安定すぎない
・ある程度話さなくても気まずくない
・多少のエキセントリックさを持っている

──今考えたら、ちょっとくらい外れていたところで気にもとめない項目ばっかりだ。そもそも好きって理屈じゃない派だし。

・多少のエキセントリックさってなんだよ

思い返せば当時もこの項目は、「一応タイプを書いた方が送りやすいかな」的な感じで書いたものだ。だが、今にして思えば「多少のエキセントリックさを持っている」は書かなきゃよかったかもしれない。本当なんでこんなこと書いちゃったんだろう。あんな手紙が来たのもこの項目のせいじゃないだろうか

・ラブレターを送ってもらうことに

とにかく、企画には何人かの応募があり、中には海外に住んでいる人もいた。そして、編集部で検討した結果、候補者の人間性を見極めるためと冷やかしの選定を兼ねてラブレターを送ってもらうことになった。

「偉そうに」と思う人もいるかもしれないが、何しろ本気の募集だったから、相手も本気の人じゃないとこじれてしまうだろうと考えたのだ。この安易な考えが私を恐怖のどん底に突き落とすことになろうとは。そして届いた衝撃の手紙は次ページで!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

・【実録】ネットで彼女募集したらヤバすぎる手紙が届いたでござる(その2)


結論から言うと、届いた手紙は3通。そのうちの2通は女性らしい柄物の封筒に入っていた。届いた瞬間キュンキュンである。だがしかし、遅れて届いた最後の1通に私は震えあがった。

月曜の朝、ポストに投函されていたその手紙。まず、入っているのが普通の封筒ではなかった。和紙を折りたたんで手紙を封じるその形式は、まるで果たし状。表に大きく書かれた「粗辞(そじ)」の文字なんて意味もよく知らない。

おそるおそる封筒を開けてみたところ、中には幾重にも折られた和紙の手紙が。武士か? この手紙の送り主は武士の末裔(まつえい)なのか? 手紙を開いてみると……ギャァァァアアア!

白い紙を真っ黒に埋め尽くす蟻の大群のような文字・文字・文字!! 手紙を持つ手から力が抜けるのがわかった。あかん……これはあかんヤツやでぇぇぇぇーーーーー! こんなエキセントリックさは求めてないのに……しかし、衝撃はこれだけでは終わらなかった

なんと、手紙の最後には「命がけでお送りさせていただきます」の言葉とともに、長い髪の束が貼り付けられていたのである。反射的に手紙を破り捨てたくなったが、雑に扱ったら呪われたりするかもしれない。

・ガチかネタか?

これはさすがにネタか? しかし、万が一ガチのヤバイ人だった場合、最悪殺される可能性だってないわけじゃない。そもそも彼女募集にこの手紙を送ってくる時点ですでにまともじゃないとも言える

しかも、手紙には切手が貼られていなかった。つまり、彼女は一度編集部のビルまで来ている。これは「いつでも来れるぞ」というメッセージかもしれない。

・封印

いくら考えても答えは出なかったため、手紙はシステム系を担当するカワラノのデスクに封印。彼女募集企画もその時点をもって終了した。下手に彼女ができると、その女性にも迷惑がかかりかねない。

残念な結果となってしまったが、この手紙の女性も含めて応募してきてくれた全員、こんな私に本当にありがとうございます。素敵なパートナーが見つかることを祈ってます。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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