数ある自炊料理のなかでも、「揚げ物」は敷居が高い。簡単なのは知っている。サクサク美味しいのも知っている。でも……いろいろ面倒くさいのだ! 油もたくさん使うし、油臭くなるしよォ〜ぅ……と悩んでいたところ、実にナイスな情報を耳にした。
なんでも普通のサラダ油ではなく、ごま油を使うと良いらしい。それも単なるごま油ではなく、ニオイもクセもない「白いごま油」が最強なのだとか。しかも、使う油もフライパン底から1センチくらいでOKときた。最高かよ! でも……ホントなの!?
・無色透明でニオイもない「純白のごま油」
この「揚げ物には白いごま油」なる情報を教えてくれたのは、普段から料理はしないけど、調味料の最新情報だけには詳しい男「じゅん君」である。彼いわく……
じゅん「ごま油といえば、茶色くて香ばしい風味がある……と思いがちですが、実は「純白のごま油」なるものが存在します。ごまを煎らずに搾っているから無色透明で香りがほとんど無いのです。だから様々な料理に応用できます。素材本来の味を楽しみたいなら「純白ごま油」一択ですよ!」
──と言いながら、机の上に具材やら調理器具やらをズラっと並べ始めた。これで天ぷら……ではなく、さらに簡単にできる「フリット(フリッター)」を作ってくれ的な顔をしている。よく見ると、会議室の床には油汚れ防止の新聞紙まで敷いてあった。
なるほど……「あした、会社にエプロンを持ってきて下さい」と言っていたのは、そういうことか。よしっ、ならばキッチンはとり出張版だ! さっそく作ってみよう〜!!
【用意するもの】
・いろいろ具材
・白いごま油(かどや『純白ごま油』を使用)
・塩
・炭酸水(大さじ3)
・薄力粉(大さじ2)
・片栗粉(大さじ1)
【作り方】
その1:具材を食べやすい大きさに切って、片栗粉にまぶす。
その2:薄力粉+片栗粉を炭酸水で割ったものに具材をくぐらせる。
その3:純白ごま油を1センチほどフライパンに入れ、揚げ焼きする。
──以上。これだけだ。なお今回、具材としては、エビ、ベーコン、アスパラ、なす、えりんぎ、バナナ、いちご……あたりを用意した。
そして、完成したフリットを撮影……する前に、隣の部屋で仕事をしていた編集部員たちが、「なんやなんや」と1人、また1人……調理室(会議室)に集まり始め、次々とアツアツのフリットを食べ始めたではないか! まてまてまてまて!! まだ撮影が……
「はやくバナナ揚げて〜!」
「エビ! エビ!!」
「ナスおねがいします」
──と、気がついたら行列に! 祭りの時のテキ屋かよ!! みんな本当に美味そうに食べているので作ってる私(羽鳥)も気分が良いが、肝心の私が、まだ1つも食べれていない。しかしながら、
「すっごい軽い」
「アスパラうまい」
「イチゴはそのまんまイチゴだな」
「アスパラまじウマイ」
「アスパラ最高」
「バナナもアジアっぽくていい」
「こんだけの油でできちゃうんだ。いいな」
様々なコメントが自然と彼らの口から漏れてくる。ちょっと行列が落ち着いたところで、私も揚げたてのフリットを食べてみたところ……
──こ、これはッ……本当にメチャ軽い! 飛んで行っちゃいそうに軽い。自分で言うのもナンだけど、どこに出しても恥ずかしくない超絶サクサクのフリットだ。
ジトっとした油っぽさは皆無であり、言われてみれば油臭さがないーッ!! まさに素材の美味しさを直球で楽しめる料理、それが「純白ごま油フリット」であることを確信! 「炭酸水+薄力粉+片栗粉+純白ごま油」、この組み合わせ、覚えておこう。
ちなみに個人的に気に入ったのが、バナナのフリット。カリッカリの中にアツアツのバナナ……を口にした時、なぜか東南アジアを思い出した。チョコソース、もしくは塩ではなく「砂糖」や「シナモン」をふりかけたら激ウマかも。おためしあれ〜\(^O^)/
参考リンク:かどや『純白ごま油』
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.