最近当編集部メンバーのテレビ出演が相次いでいる。AbemaNewsの『こちらみんカメ編集部』(みんカメ)にはじまり、フジテレビオンデマンドのホウドウキョク『FLAG9』では、毎週木曜日に交代でレギュラー出演している。
そして2017年1月、テレビ神奈川でゴールデンタイムの生番組『サタミンエイト』に、P.K.サンジュンと中澤星児が出演。ただのトークで出演した訳ではなく、番組中に料理の腕前を披露したのである。その料理を食べた、お笑いコンビ次長課長の井上聡さんは、驚きの感想を述べたのだ! それ褒めてるよね?
サタミンエイトは、テレビ神奈川で毎週土曜日20時から放送している1時間番組だ。大人向けの情報番組で、人生にビタミンをプラスするというテーマのもと、毎回有意義な情報を提供している。そんな番組に、当編集部から2人も出演し、有意義な情報を届けられるだろうか?
・控室に弁当!
集合時刻に、テレビ神奈川のスタジオに行くと、なんと2人専用の控室があり、台本と共にお茶やお菓子、お弁当まであるじゃないか! ただのオッサン2人なのに何という高待遇!! 廊下の片隅にゴザを敷いただけでも十分だというのに。
打ち合わせが終わり、このあとはカメラリハーサル。2人は緊張しているのかと思ったら、全然リラックスしている。思えば、毎週FLAG9に出演しているので、良く言えばテレビ慣れしてきている。悪く言えば、緊張感がなくなっているのだ。
・大物2人
サンジュンいわく「いや~、慣れ過ぎてしまって、全然緊張しないですねえ」。中澤いわく「台本読んでもねえ、本番のノリって出ないんですよねえ~。逆に邪魔になるっていうか」。大物かよ! 元々謙虚な気持ちの希薄な2人。2017年はますます厚かましくなっていくんじゃないかと、心配になってしまう。
カメラリハーサルを終えていよいよ本番。あと数分で生放送が始まるというのに、一向に焦る様子もなく、台本を確認しようともしない。
・まったく動じない
そして本番スタート! あれ? 始まった途端にアガッてしまったのか? 表情が固いぞ。と思いきや……。
MCの井上さん、アシスタントのトーマス・サリーさん。プレゼンターのタケトさんを前に、次から次へとしゃべり倒す。
時には身振りを加えて、ハッタリをかます。さすが大物2人だ。一向に動じている様子がない。
そしてカメラ目線でこのドヤ顔である。さすが編集部のキムタクと呼ばれる男、サンジュン。器が違う。
・レシピなんかない
CMを挟んでキッチンセットに移動。なんとここで、過去にサンジュンが紹介した「ペヤング鍋」を調理して、井上さんに食べてもらうことに。生番組で披露していい料理なのか?
はっきり言うが、ペヤング鍋に正しいレシピなどない。したがって、作り方をレクチャーすることは不可能だ。それなのに、サンジュンは古来から伝わる秘術を伝える仙人のごとく、迷いなく作り方を語り続ける。
たしか番組の打ち合わせは、つい1時間前に終えたばかり。台本だってロクに読んでいないはずなのに、うろたえることなく、よくスラスラと語れるものだ。よく考えると、それが彼だ。彼の日常だ。反射的にでまかせを言える偉大な男である。彼のそこだけは私(佐藤)も尊敬している。
・ハッタリ × ハッタリ
一方の中澤は、そんなに美味しくないものを「ウメェエ!」と絶叫することに関しては天才だ。よく考えると、この2人のコンビネーションは完ぺき。「ハッタリ × ハッタリ = ホント」という公式を、この番組を通して体現したのだ。
そんなこんなで、番組はまたたく間に進行していき、2人の出演時間は終わりを迎えようとしていた。最後に井上さんが、ペヤング鍋をはじめとする、当編集部で取り上げてきたオリジナルグルメを評価してくれた。
井上さんの締めの一言は「バカがいるから天才がいる」。うん? それって「天才」の方が我々ではないよね?
と言う訳で、初めてのテレビ神奈川出演はこうして幕を閉じた。次はもう少し井上さんにお褒めの言葉を頂けるように、さらに斬新なグルメを紹介したいと思う。そして、サンジュン・中澤の肝の太さに、私は改めて驚かされた次第だ。
参考リンク:サタミンエイト(テレビ神奈川で毎週土曜20時生放送)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼ちなみに私もチラっと映ったぞ