【第3回】グルメライター格付けチェック『チョコレート』編 / 超高級「ゴディバ」 vs 庶民派「明治チョコ」

あなたはこう思ったことはないだろうか？　グルメ番組などを見て「こいつ本当に味わかるのかよ？」と。テレビではないにせよ、我々ロケットニュース24もグルメを扱うメディアのはしくれ。もし記者たちの味覚が一般より大きくズレていたら、誤った情報をお届けしてしまう可能性がある……それはいかん。

というわけで、記者たちが味覚のガチテストを行うのがこの企画『グルメライター格付けチェック』である。3回目となる今回は「チョコレート」で記者たちの味覚をチェックしてみたのでご覧いただきたい。果たしてその結末やいかに……？

・高い方を当てる

まずは簡単にルールを説明しよう。ライター達が見分けるのは、あくまで「高い / 安い」であり「ウマい / まずい」ではない。目隠しした状態で1度だけ試食し、高い方を当てるというシンプルなルールである。「もう1口！」という “泣きの1回” は無しなので、高い集中力が求められることも特徴だ。

今回用意した1品目は、高級チョコレートブランドの代名詞「ゴディバ」の “カレ ミルク” である。公式HPによれば「芳醇なカカオの味わいを限りなくピュアに堪能できるミルクチョコレート」らしく、お値段は1つ5グラム入りで110円となっている。

もう一方は明治の “ブラックチョコレート” で、お値段は1個50グラムで123円。公式HPによると「キレのある上質な苦みに、カカオが華やかに香る、こだわりのビターチョコレート」ということで、単純に考えれば約9倍の価格差があるという計算だ。

・価格差は約9倍

あえてゴディバの「ミルクチョコレート」と、明治の「ビターチョコレート」を用意したのは、苦みだけを頼りにジャッジすることを避けるため。事前に審査員に試食してもらったところ、苦みに関しては両者さほど違いはないらしい。

そしていよいよ格付けチェック開始！　今回は6名が参加し、2種類のチョコレートを吟味した。各ライター達の答えは以下の通りである。

・P.K.サンジュンの答え：A

「Aはゴディバにしては甘すぎる気もするが、Bにちょっと強引な苦みを感じた。例えるなら、挽きたてコーヒーとインスタントコーヒーの違いみたいな。どっちも余裕でウマいけどAかなぁ？」

・和才雄一郎の答え：A

「味は微妙な差ですが明らかに違う点があります。それは口どけです。Bは硬いですね。この硬さは庶民派チョコの特徴で、Aの方が断然口どけがイイ。というわけで、答えはAでしょう」

・佐藤英典の答え：B

「これは違う。何が違うってカカオの濃さが圧倒的に違う。苦みもBの方が強く高級感がある。まさにゴディバだ。Aはミルキーだけど味が全体的に軽い気がする」

・GO羽鳥の答え：A

「これは簡単。俺くらいになると一瞬でミルクを感じ取れちゃってるのよ。Bはいつものやつで、細胞が覚えている味。間違えようがないね、これは。絶対にA」

・中澤星児の答え：A

「ふーん。これは超簡単……いや待てよ？　Aは若干複雑な味がするけど、ビターな感じはBの方がする。うーん、ゴディバっぽいのはこっちなのかなぁ？　でもビターチョコって名前で売ってるくらいだからBが明治でAがゴディバなんじゃないですかね？」

・りょうの答え：B

「全然違いますね。Bはコクがあり、普通のチョコでは味わえない高級感がヤバいです。特に上品な後味はAとは比較にならないですよ。Aは後味が早くなくなりすぎるただ甘いだけのチョコレートです。つまりゴディバはBです」

……と、Aが4人、Bが2人と票が割れた。即決する者、悩みに悩む者、自信満々な者……と意見は出尽くしたが、いよいよ正解発表である！　4人が選んだAがゴディバなのか？　それとも2人が選んだBがゴディバなのか!?

AなのかBなのか？

高いのはどちらなのか!?

正解は……!!!!!!!

A！　Aがゴディバ!!　キタァァァァアアアアア!!!!!　……おっかねぇ！　マジでこええ!!　正解しているとわかっていればいくらでも大口を叩けるが、少なくとも9倍もの差は感じ取れん！　そういう意味では明治さんもええクオリティやったで!!

というわけで、今回は6名中4名が正解となり、グルメ情報を扱うメディアとしてギリ踏ん張った結果と言えるのではなかろうか。3戦を終え徐々に成績がバラつき始めたから、いよいよ本格的な格付けが始まりそうな予感がする。近日公開の第4回大会をしばし待たれよ！

参照元：ゴディバ 、 明治チョコレート
Report：P.K.サンジュン
Photo：Rocketnews24.
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