世の中には様々な “食べ放題” のお店があるが、海鮮系の食べ放題は基本的に高価である。特にカニなんてのは海鮮の中でも上級であり、食べ放題だとかなりいってしまうのが当たり前。故に、コスパを追い求め続ける我々ロケットニュースとは無縁だと思われた。しかし……。
ついに発見してしまったのだ。信じがたい安さを誇る “カニ食べ放題” を! 聞いて驚け、食べ放題1995円だッ。やっす!! なんだそりゃ? 明らかに不適当だと思われる価格設定だが、一体どういうことなのか。そこで実際に行ってきたので報告しよう。先に言っときます。ここやっべぇぞ!
・隠れた実力者・田端
東京・田端にそのやっべぇお店があるらしい。ちなみに田端には、個人的に最強の回転寿司「もり一」もあるぞ。田端……侮れない場所である。さて、JR田端駅を出たら5分ほど歩こう。おそらく周辺に住んでいなければまず行かないような場所にあるのが、目的地の「ごはん処 千九五家」だ。
・まさかのアルコール50円
こちらのお店、店名からもわかる通りカニ感があまりない。外観も定食屋か和食レストランのような雰囲気だ。本当にやっべぇカニ食べ放題を実施しているのだろうか? 中に入ろうとした私(あひるねこ)であったが、ここで店先にあった看板を思わず2度見してしまった。
看板によると、16時から18時半まではハッピーアワーで、なんとハイボールやサワー類が50円だというのだ。ごごご50円!? まあハッピーアワーだし……いや50円はおかしいだろ! 50円じゃガリガリ君も買えないではないか。やっべぇぞここ!
・やっべぇカニ食べ放題
50円にビビッてしまったが、お待たせした。カニ食べ放題、マジであったぞ。飲み放題付きのコースもあるのだけど、食べ放題単品はたしかに1995円(税抜)である。これは都内最安値レベルとのことだ。速攻でお願いしたところ、ハンパなくやっべぇのが出てくる事態に。
ドン! テーブルに置かれた大皿には、ボイルのカニがこれでもかと盛られているではないか。な、何だこれは……。その予想を超える圧倒的な量にもはや笑ってしまった。やっべぇのは、これはあくまで食べ放題の第1弾に過ぎないということである。
・贅沢に食らう
ならば遠慮はいらん、とにかく食いまくるしかねぇぇぇええ! バキッと割ったカニの足には身がたっぷ~りと詰まっている。カニをこうやって贅沢に食べるのはいつぶりだろうか。食べ放題なんだからチビチビなんて逆に失礼というもの。身をズルッと一気に出してそのまま口に放り込むのみだ。
・心配になる
う、うまーいッ! ジュ~シ~。超ジュ~スぃ~。それもそのはず、このカニは北海道直送のズワイガニ。ウマいのは当然なのである。それでは、なぜこんな激安で出せるのか? 詳しくはわからないが、お店のFacebookによると「100%赤字」とのこと。言わんこっちゃねええ!
「ドリンク代金でギリギリ黒字」らしいのだが、いや、あんた50円で出しちゃってますがな。止めなはれ、50円は止めなはれや! お店のことが心配になった人は、他のメニューも頼んであげてほしい。こちらは有機野菜を使った料理も売りらしいのだ。
・やっべぇ安さ
2時間ほどで食べ放題は終了となったが、その頃にはすでに来年分のカニも食べたわという気分になっていた私。この日は2名で訪れ、結局3皿分のカニを平らげた。カニ以外にも料理を3品頼み、4杯ずつ飲んで、お会計が1人3500円だったのだから、こいつはやっべぇぞ!
年末に向けて、そろそろカニでも食べたいねとなるこの時期。カニを食べるなら「千九五家」が超穴場であると断言しよう。それにしても、まさか田端が都内屈指のやっべぇエリアになるとは誰が予想しただろうか。これは渋谷・新宿・池袋・田端になる日も近い。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ごはん処 千九五家
住所 東京都北区田端新町2-14-8 日乃本第2ビル1F
時間 16:00~23:00(平日)、16:00~22:00(土)
休日 日・祝
参考リンク:Facebook「ごはん処 千九五家」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼16時から18時半までは、なんとハイボールやサワー類が50円
▼食べ放題第2弾
▼第3弾
▼『牛すじ煮込み(税抜495円)』、カニ以外の料理も充実している
▼カニがたっぷり入った『カニ茶漬け(税抜395円)』
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