自動車の車体に漫画やアニメ、ゲームなどの関連キャラクターを装飾した痛い車、通称・痛車(いたしゃ)。以前の記事で「アニメなんか全然痛くない! 本当の痛車を作ってやる!!」ということで、吐き気がするほどキモいおっさんをモデルに『正真正銘の痛車』を製作したことをお伝えした。
実はこのプロジェクト、モデルとなった佐藤には秘密で行われたもの。今回は佐藤に、世界が震える痛車をプレゼントした結果をお伝えしたい。
・ガチの痛車
痛車のモデルとなった当編集部の佐藤。週に10通ほどは読者の方から「マジでキモい」「吐き気がする」との苦情が来る、正真正銘の吐き気がするほどキモいおっさんである。製作過程や出来栄えについては、以前の記事を参照してほしいが、紛れもない痛車が完成した。
・キレる男、佐藤
さあ、いよいよ佐藤にお披露目……と行きたいところなのだが、彼は多少変わった性格の持ち主で、たまにブチギレることがあるのだ。記者も突然「机が汚い!」とキレられたことがあるし、それなりの頻度で噴火するから厄介である。
ましてや今回のテーマが「吐き気がするほどキモいおっさん」と来れば、佐藤タイマー爆発3秒前……といったところ。大人なのにキレるのはどうかと思うが、ハラハラしながら痛車を披露することになった。
・表参道で待ち合わせ
今回、待ち合わせ場所に選んだのは日本有数のお洒落タウン・表参道である。痛車がより痛く見えるに違いなく、また佐藤が激怒しても通行人が多いため、何とかなりそうだったので表参道を選んだ。
当日は「クレープの取材」という意味のわからないウソで佐藤を呼び出すことに。佐藤とは別に痛車で表参道に向かう途中、見てはいけない物を見てしまった表情を60回ほどされ、表参道ヒルズ前にスタンバイ。頼む……! 悪気はないからブチギレだけはやめてくれ……!!
そして……!
しばらくすると……!!
佐藤がやって来た……ッ!!
お願いだから怒らないでェェェエエエエエエ!!
注目の第一声は……!
「いいじゃん! いいじゃん! かなりいいじゃん!」
えええぇぇぇぇぇええええええ!? それは想定してなかった! ってかマジか!! どんだけ自分が好きなんだ! 至るところで白い目で見られた痛車ではあるが、どうやら佐藤にとっては全く痛く映らなかったようで「意外と好きヨ」とキザなセリフも発していた。
・気に入っちゃった
ちなみに、11月19日は佐藤の誕生日でもあるから、本人的にはご満悦なプレゼントでもあっただろう。今後、しばらくはこの痛車が都内を中心にウロつくことになると思うで、街で見かけた際は目をそむけず、穏やかな気持ちで見守ってくれよな!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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