言うまでもなく、当「ロケットニュース24」はネット上で情報を配信しているニュースサイトである。これまでに、編集長GO羽鳥が時々テレビ番組に出演することはあったのだが、レギュラー出演していた訳ではない。まあ、テレビに出演したところで、編集部のメンバーは大したコメントができる訳ではないのだが……。
テレビや生放送に縁がないと思っていたら、驚くべき依頼が来た! フジテレビのネットニュースチャンネル「ホウドウキョク」より出演の要請が! しかも毎週木曜日21時頃からの番組「FLAG9」にレギュラー出演することになったぞ!! すでに初回の放送を終えたのだが、我々で大丈夫なのか……。
・軽いノリで快諾
初回出演日は、昨日2016年10月6日。問い合わせが来たのは、9月の終わり頃であった。初回出演まで間のない中で、我々は事の重さを良く考えずに快諾してしまった。「まあ、何とかなるでしょ」という軽いノリで請け負い、アッという間に当日を迎えることになったのだ。初回の出演はGO羽鳥、2回目以降はメンバーが交代で毎週出演していくことになった。
羽鳥の出演時間は21時半頃。21時前に東京・お台場にあるフジテレビのスタジオに入って欲しいとのことだったので、「20時くらいに出れば間に合うっしょ」と軽いノリで事務所を出た。
・フジテレビの入り口がわからない
ところが、普段お台場になんか行かないものだから、道路事情とか地理が全然わからない。フジテレビまでたどり着いたのだが、入り口がわからない。まずいぞ!
これはマジで遅刻する可能性が浮上だって。時間は20時58分。何とか入り口らしきところにたどり着くと、羽鳥はなぜか余裕をこき始め、また「大丈夫っしょ」と軽いノリ。記念写真まで撮る始末。だが!
たどり着いたのは正規の入り口ではなく、警備員の出入り口だった。まずい! マジでまずい。時計は21時をさしていた。走る!
・急に緊張し出す
入り口で入館の手続きを済ませて、スタジオのあるフロアに突入! 番組担当の人に「遅くなってすみません!」と平謝りをして、何とか事なきを得た。さて、これであとは本番までの準備。大して準備をしていないことに、今さら焦る羽鳥は、急に緊張し始める。
台本を見ながら、自分がしゃべる内容をチェック。出演まであと10分ちょっとしかないけど、大丈夫なのか?
そして出番の10分前に、前室のようなスペースへ。何だか良くわからないスゴイ機材に囲まれて、羽鳥の緊張はピークに達しようとしていた。
いよいよ本番! と、その直前で羽鳥は重大なことに気づいた。名前が「GO羽鳥」ではなく、本名の「羽鳥豪」になっているという。どっちでもイイじゃねえか! しかしこれは譲れないと、慌ててテロップを変更してもらうことに。こんな直前でもテロップを修正できることに驚きだ。
・スタジオ内で待機
そしてついにスタジオで。スタジオ内では、生番組が進行している。その横に控えて、自らの出演に控えることになる。すぐ目の前で番組が進行していると思うと、雑音を発することはできない。無駄話もできないので、息を殺しているような状況だ。
実はここに来るまでに、現在出演しているアナウンサーのお二人、森下知哉さんと鈴木理香子さんと顔合わせも打ち合わせもしていない。どんな感じ話を振られるかもわからない。大丈夫なのか? と思ったら、どうやら羽鳥は吹っ切れた様子。「大丈夫っしょ」という心の声が聞こえて来そうなほど、余裕の笑みを浮かべている。
そして出演コーナーが始まった。まさに生放送真っ只中。
それなのに羽鳥と来たら……。
本番中にスマホを取り出して、スタジオ内の様子を写真撮影。同行していた私(佐藤)をこっそり撮影していたのである。遊ぶなよ! こんな調子だから、冒頭の「Gooogleの新スマホ」のコメントを求められると、大したことを話すことが出来ず、森下さんに「何しに来たんですか?」と突っ込まれる始末……。本当だ、何をしに来たのか……。
・すかしっ屁の記事を紹介
幸いだったのは、当サイトで公開した記事を、番組中に紹介できたこと。この日、紹介したのは、「【素朴な疑問】「すかしっ屁が臭いのはなぜなのか?」肛門のプロに聞いてみた!」という記事。初めてロケットニュース24を知った、ホウドウキョクの視聴者はさぞ驚いたことだろう。「それがニュースか?」と問いたかったかもしれない。だが、それがニュースだ。ロケットニュースだ。
大したコメントをしていないのに、スタジオは盛り上がり、気が付けばなかなか面白い内容になっていたらしい。出演終了後に番組担当の方は喜んでいたので、まあ良かったみたいだ……。
という訳で、これから毎週当編集部の誰かが、木曜日にホウドウキョクの「FLAG9」に出演することになるので、ぜひともご覧頂きたい。ホウドウキョクの担当者が、我々を呼んだことを、後悔しないと良いのだが……。
参考リンク:ホウドウキョク
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼出番直前のスタジオで、なぜか佐藤の写真を撮っていた羽鳥。余裕こきすぎ