ロケットニュース24

【立ちそば放浪記】夏イベントという戦場に赴く勇者に手向けられし花束! 新木場『湾岸そば』の「冷やし小松菜生姜天そば」が美しい

2016年7月29日

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コミックマーケット、サマーソニック、ワンダーフェスティバル……お台場りんかい線に集中する夏のイベント。むせかえるような熱気の中、広大な会場が人ごみで真っ黒に塗りつぶされる様子はさながら戦場である。

そんな夏イベントに、東京方面からアクセスする際の入り口が新木場駅だ。言わば、ラストダンジョン前のセーブポイント。今回は、この駅にある『湾岸そば』をご紹介したい。

・最後のそば屋に集う荒くれ者ども

新木場駅の改札を入ってすぐのこのそば屋は、ちょうど2つの階段の根元となる壁ぎわに位置している。店はカウンターのみの作りだが、店の向かいの柱にも机が設置されており、そこで食べることもできるようだ。

訪れた日も、完全に店外なことなど意にも介さず、柱で立食いする荒くれ者の姿が目立った。さすがは屈強な勇者たちが集う最後の街である。

・ちょっと変わったメニュー

メニューは「ごまだれサラダそば(470円)」や「牛とろろつけそば(570円)」など、なかなか攻めた内容である。目移りしたが、天ぷらの色味が美しかった「冷やし小松菜生姜天そば(440円)」の食券を購入。

数分後、カウンターに置かれたそば。小松菜の緑と生姜の赤が鮮やかなコントラストを見せるかき揚げは思った通り美しい。まるで花束みたいなかき揚げである。さて、味の方はどうだろうか?

・夏にぴったりな味

ひと口食べてみると、ほどよいゆで具合のそばがサラッとしていて、スルスルと食べられるのど越しの良さだ。甘めの汁もそばに合っていて、夏に疲れた体に染み渡るようなハーモニーである。

そしてかき揚げも、小松菜の風味に紅生姜のピリ辛がアクセントとなっていてウマかった。ただ1つ残念だったのは、訪れたのが夕方だったせいか、かき揚げがふにゃふにゃだったこと。

だがしかし、それを差し引いても十分合格点のコスパであり、立地も含めるとなかなか重宝するそば屋であることは間違いない。気合いを入れる朝ご飯として、またはイベント終わりのお疲れそばとしてぴったりだ。夏の戦場に赴く勇者たちは、ぜひここで英気を養ってくれ!

・今回紹介した店舗の情報

店名 湾岸そば
住所 東京都江東区新木場1−5 JR新木場駅改札内
営業時間 月~金 6:30~22:30 / 土・日・祝日 6:45~22:00
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼荒くれ者が英気を養う最後の街

▼「夏イベント」という戦場に赴く勇者たちに手向けられし花束

▼勇者たちはぜひここで英気を養ってくれ!

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