様々なカーレースの中でも、市販車に近い「GT3規定」のマシンで競われることで高い人気を博しているのが『ブランパンGTシリーズ』だ。
そんなブランパンGTシリーズで、日本の自動車メーカー「日産自動車」が作った『NISSAN GT-R GT3』が、なんと一気に28台を追い抜く驚異的な走りをみせて世界中から注目を集めているという。
・ドライバーは「ルーカス・オルドネス」さん
NISSAN GT-R GT3を操り、28台抜きという偉業を成し遂げたのは、スペイン出身、31歳のレーシングドライバー「ルーカス・オルドネス(Lucas Ordonez)」さんである。
・PS3専用ゲームで見出された異色のプロドライバー
実はこのルーカスさん、以前に行われたPS3専用レースゲーム「グランツーリスモ5プロローグ」の勝者の中から現実のレーサーを発掘するプロジェクト『GTアカデミー』で見出されてプロレーサーになった異色の経歴の持ち主なのだ。
・スピンにより、31位にまで順位を落として
動画では、実際にレース中の様子を見ることが出来る。まずはじめに映し出されるのが、NISSAN GT-R GT3がスリップをしてスピンしてしまうシーンだ。実は、こちらのチームはこのスピンによってなんと31位まで順位を落としてしまったという。
・ライバル達を次々と追い抜いていく
しかし、レースはこのままでは終わらなかった。その後、ドライバーがルーカスさんに変わると……ウォーッ、マジかよーーー! 凄まじいハンドルさばきで、ライバル達を次々と追い抜いていくではないか!!
・28台を追い抜いて順位は6位
前述の通り、最終的に28台を抜き、順位は6位であったという。残念ながら1位にはなれなかったようだが、その走りは世界中から注目を集める結果となった。
日本の自動車メーカーが作るNISSAN GT-R GT3の性能のみならず、ドライバーの運転技術も世界最高レベルといっても過言ではないだろう。ますます今後のレースが楽しみである。