サッカーを見ていてハラハラドキドキするシーンのひとつに、PK(ペナルティーキック)がある。入れてもヒーローであり、止めてもヒーロー。まさに両チームの運命が左右される一瞬だ。
特に延長を戦った末の PK は、緊張しっぱなし。胸を締めつけられるようで見ていられないほどだが、海外で身がもたないような凄まじい珍記録が打ち立てられたのでご報告したい。なんと52本目のキックでPKが決着したという。
・チェコでの出来事
2016年6月4日、前代未聞のPKはチェコの5部リーグで起きた。SKバトフ1930とFCフリスタークの試合は、3−3のままPK戦へ突入。究極の心理戦で勝敗を決することになった。……だがしかし!
このPKが、普通とは大きくかけ離れたものだった。先述の通り、この PK はもつれにもつれ、52本目でようやくSKバトフ1930に勝利の女神が微笑んだからだ。その様子は、YouTubeにアップされた動画で確認できるが、とにかく長い!
・かつてない長さのPK
というのも、ハイライト形式でも要した時間は約14分もある。ひとりずつ蹴っていることを考慮すると、実際のところは1時間ほどかかったと予想される。まさにPK合戦。精神をすり減らし続けた選手の心労は、相当なものだったに違いない。
・珍記録が誕生
ちなみに全員が決め続けたのかというとそうではなく、52本蹴ったうち勝敗がつきそうだったシーンは3回。その都度、呪われたかのように相手も外してPK続行となっている。今後、この記録を超えるPKはあるのだろうか。そう思わずにいられない。