総合、ボクシング、グレイシー柔術……。世の中には数々の格闘技が存在するが「どれが一番強いのか?」は、永遠に答えが出ないロマンあふれる謎である。ただ、いちプロレスファンとしては声を大にしてこう言いたい……「プロレスこそ最強である!」と。
以前の記事で、当編集部きってのプロレスファン、GO羽鳥とわたくしP.K.サンジュンは、DDTプロレスリング「樋口和貞」選手の逆水平チョップを受けさせてもらった。その衝撃は例えるなら “水爆弾” のようで、「マジでプロレスラーってすげえ!」と再認識した次第だ。だがしかし……。そんな2人をあざ笑う、1人の記者がいたのである。
・プロレスを馬鹿にする男
彼の名は中澤星児。天性の愛らしさを持って生まれた、編集部のマスコット的存在だ。彼は幼い頃からプロレスを見る機会がなく、チョップを受けて「超ヤバかった!」「プロレスラー最強!」とハシャぐGO羽鳥と私を冷笑しつつ、こう言い放った。
「てか、そんなハズないでしょ(笑)。プロレスラーって要するに普通の大男でしょ? チョップは痛いだろうけど水爆弾は言いすぎ(笑)。2人はプロレスファンだからバイアスがかかってるだけですよ。だってほらプロレスって……(笑)。ストロングスタイル(笑)。カウント2.9(笑)」
こ、こいつ……! 中澤記者は可愛い後輩だが、プロレスを馬鹿にするとは決して見過ごせない。「マジで逆水平チョップ受けてもらうからな!」と激昂する2人を横目に、中澤記者は涼しい顔で「いいですよ。でもリアクション芸は苦手だからな~」と余裕の表情である。……これはお仕置きせねばなるまい!
・樋口選手にチョップをしてもらうことに
というわけで、樋口選手に再び登場してもらい中澤記者に逆水平チョップを食らわせることに。大相撲出身、185センチの恵まれた巨体を活かしたパワーファイターの樋口選手は、“逆水平チョップ” を得意技としていることでも有名だ。
本来ならフルスイングを食らわせたかったが、それだとマジで命の危険があるので、前回同様、6割ほどの力で逆水平チョップをしてもらうことにした。初対面の樋口選手にメンチを切るなど、中澤記者に臆する様子はない……。
そしていよいよ本番開始! 「じゃあいいですか?」と軽く振りかぶった樋口選手の右手が中澤記者の胸に炸裂した瞬間!! ズババッババーーーンッ! と破裂音が事務所に響き渡り、中澤記者は文字通り吹っ飛んでいった……。
・何かが壊れた中澤記者
「いってぇぇぇええ! マジかよーー!!」と叫んだ後、中澤記者は「フハハハッハハ! フハハハハハッ!!」と、何かが壊れてしまった様子である。感想を聞いたところ、「余裕ッス」の後に続く言葉はなく、目がウルウルしていたことは記述しておこう。
とにもかくにも、やっぱり凄かったプロレスラーの逆水平チョップ。中澤記者も二度とプロレスを馬鹿にすることはないハズだ。やっぱりプロレス最高! プロレスラー最強!! 最後にご協力いただいた樋口選手、本当にありがとうございました!
取材協力:DDTプロレスリング 、 樋口和貞公式ツイッター
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼初対面の樋口選手にメンチを切る中澤記者。
▼臆する様子はない……。
▼ない。
▼そしてチョップが炸裂した結果!
▼中澤記者の何かが壊れた。
▼「余裕っス」と答えた目には光るものが。
▼やっぱりプロレスラーは凄かった! 樋口選手、協力ありがとうございました!!