以前の記事で、「ギガビッグマック」と「グランドビッグマック」と「ビッグマック」を食べ比べ、マクドナルドの品質が向上していることをお伝えした。どん底だったマクドナルドの評価も、ビッグマックシリーズにより崖っぷちで耐えたといったところか。しかし群雄割拠のバーガー業界、依然として背水の陣であることには変わりはない。
そんな状況の中、本日2016年4月27日からマクドナルドの新商品「クラブハウスバーガー」の販売が開始された。HPのリリース情報を見ると、この商品はパティからバンズまで味を追及した自信作であるという。言わばマクドナルドの本気! 今まで何にこだわっていたんだ……? ということは置いといて味見してみることにした。
・マクドナルド復活の鍵
そもそも、マクドナルドの問題はパティにあると私(中澤)は思う。バンズは他のハンバーガーチェーンに勝てないまでも負けないくらいのクオリティーではあるし、ソースに至っては、マクドナルドは他店を圧倒していると言っても過言ではない。テリヤキバーガーやビッグマックが根強いファンを持っているのはそのためだろう。
・マクドナルドの逆襲
チキンとビーフの2種類が展開されている「クラブハウスバーガー(490円)」は、そのパティに自信があるという。そう、こだわるべきはそこ! これは、ついにマクドナルドの逆襲が始まったのかもしれない。
・店員さんはかく語りき
さっそくマクドナルドに行って、2つのクラブハウスバーガーを買ってきた。ちなみに、購入の際、店員さんに売れているかどうか聞いてみたところ、下記の答えが返ってきたぞ。
「……まあ、ボチボチですね。まだ発売したばかりなので」
なんか一瞬、間があった。しかも、「まだ発売したばかりなので」が言い訳のように聞こえる。めちゃくちゃ売れているというわけではなさそうだ。それはともかく、食べてみよう! はたして、マクドナルドの本気はいかほどか!? オラワクワクすっぞ!!
・実食
ビーフを一口食べてみた。まず、ふわふわのバンズと甘辛ソースが星5つ! これは他店にも負けていない。そして、トロトロのチェダーチーズが濃厚さを、パティとベーコンが香ばしさを醸し出し、最後にトマトが爽やかな後味を残す。普通にウマい!! ウマいのだが……
・正直レビュー
正直、本気でこんなものか……と感じた。こだわったというパティは、それでもバーガーキングなどの競合店にジューシーさで負けている。それをベーコンの風味でごまかしている感じだ。ただ、見方を変えれば、負けている部分をバランス力でウマく補っているとも言える。とにかく、マクドナルドの商品の中では一番ウマい。
なお、チキンも食べてみたところ、チキンパティの身は柔らかかったが、ローソンのLチキの方がウマい。個人的にはビーフの方がオススメだ。
このバーガーの味を評価するならば星4つ。最後の1つの星はやはりパティのクオリティーである。しかしながら、マクドナルドが新商品を出すたびにレベルアップしていることはまぎれもない事実。この調子で行けば、マクドナルドも以前の栄光を取り戻せるのではないだろうか。
参照リンク:マクドナルド
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼クラブハウスバーガーの広告
▼実物がこちら
▼……。
▼うーん、パティがやっぱりマクドナルドだ
▼これからへの期待も込めて星4つ
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