ロケットニュース24

新社会人にオススメ!会社の辛さを発散できるアニメ5選

2016年4月20日

komikeshirobako7
2016年も4月半ば。入社して、まだチュートリアルも終えてないはずのこの時期、早くも会社を辞める新入社員が続出していることが話題となっている。僭越(せんえつ)ながら会社の声を代弁するなら……まだ3週間でっせーーーーーー!!!

確かに仕事は辛い。しかし、そんなにすぐ辞めてしまったら、失業手当ももらえないじゃないか。辞めた後どうすんの? というわけで、せめて失業手当をもらえるくらいまでは続けられるように「新社会人にオススメのアニメ」を5つ厳選した。ちなみに選別のポイントは「会社の辛さを発散できる作品」だ!

・『サーバント×サービス』

市役所というお固い仕事を、今っぽく軽めに表現した『サーバント・サービス』。市役所に集まる個性的な人々と所員たちとのやり取りはコメディータッチで笑えるが、同時に「こういう人いるな……」と共感できるようなリアルさも兼ね備えている

どの職業にも共通する人間関係や仕事での失敗。所員たちはそういった壁にぶつかる度、ちょっと変わった趣味だったり、二面性だったり、次々と新しい顔を見せる。所員たちが物語の進行に合わせて、どんどん魅力的に見えるようになってくる。仕事との折り合いのつけ方がつかめていない方は是非

・『SHIROBAKO』

激務と言われるアニメ制作の裏側をコミカルに描いているのが『SHIROBAKO』だ。主人公の宮森あおいは、何時から何時まで勤務しているのか気になるレベルで会社にいる。「まあ、フィクションだし……」と思っていたら、アニメ関係者曰く、「アニメ業界は美少女の出てこないSHIROBAKO」とのことなので、そのガチ度は相当なものだ。

ぶつかり合いと想定外の事態の連続でドタバタ進むうちにチームが出来上がっていく様子には、アニメ関係者の熱さが垣間見える。美少女がたくさん出てくるが、恋愛要素が皆無なところもイライラしなくて良い。仕事に燃える作品。

・『ブラックラグーン -BLACK LAGOON-』

「自分が入った企業がブラックかも?」と感じている人にオススメなのが『ブラックラグーン -BLACK LAGOON-』。この作品の主人公である商社マン・岡島緑郎(通称Rock)は、海外出張中にラグーン商会に誘拐され、犯罪都市ロアナプラで運び屋をすることになる。

ラグーン商会は、日常的に銃撃戦をするような明日の命も知れぬ会社……というかアウトロー集団。名実ともにブラック企業である。数あるフィクションの中でも、Rockの転職はなかなかないレベルの底辺だ。「ブラックだーーーミスったーーー!」と思った人は、Rockよりはマシと考えて耐え抜こう。時には下を見ることも大切だ

・『キルミーベイベー』

現在、仕事で悩んでいる人には『キルミーベイベー』がオススメ。アホの女子高生・折部やすなとクラスメイトで殺し屋であるソーニャの脳みそを使わないやり取りが大半のこの作品。ソーニャのやりすぎな攻撃と、それにめげずにソーニャにまとわりついていく やすな の不屈のアホさに悩むのが馬鹿らしくなる。

悩みというのは、大体考えて答えが出るものではないし、無理に答えを出しても良い方向に転がるとは限らない。出口のない迷宮に迷い込む前に回避することも重要だぞ

・『のんのんびより』

上記4つの段階を越えてしまい、毎朝、自分の家のドアノブを持ったまま5分間フリーズしてしまう人は『のんのんびより』を見た方がいい。超ど田舎の分校に流れるゆったりした平和な時間が、すべてを忘れさせてくれるぞ。

会社の圧力も、上司への気遣いも、ライバルとの蹴落とし合いも、駆け引きもない世界。その世界に浸っていると、次第に1日がこの作品を見るために回りだす。現実逃避には最適だが、最終回を見終わった後の「これからどうやって生きていこう」という虚無感も半端ないので諸刃の剣と言えるかもしれない。

──以前の職で、パワハラを受けるなど社会の厳しさに打ちのめされている私は、人間関係や仕事の辛さで会社を辞めたいという人の気持ちは痛いほどわかる。また、それで病んでしまった人もたくさん見てきた。

それだけに、病んでしまう前に上記のアニメなどを見ながら発散していただければと思う。学校では習わないが、社会ではウマく逃げることが一番大事な場合があるのだ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼『サーバント×サービス』PV

▼『SHIROBAKO』PV

▼『ブラックラグーン -BLACK LAGOON-』PV

▼『のんのんびより』PV

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