日本の約45倍という世界最大の面積を持つ大国「ロシア」。そのロシアは森林が占める比率が高く、なんとその規模は地球上の全森林面積の約22パーセントにもなるほど広大だという。
そんな森林の悪路にも屈しないようにと、現在ロシアのある会社からとんでもなく巨大なタイヤを搭載した “全地形対応車” が販売されている。これが本物の車とは思えないほどにワイルドなので、動画と共にご紹介したい。
・タイヤの直径は160センチ
その車を開発したのは、ロシアのシェルプ(Sherp)という自動車メーカーだ。同社のホームページによると、問題のマシンには日本の重機メーカー「クボタ社」のディーゼルエンジンが搭載されており、最高時速は45キロ。そしてタイヤの直径はなんと160センチもあるという。
・まるでワイルドミニ四駆
動画を再生すると、さっそく車の走行シーンが映し出されるのだが、「え? これ、ワイルドミニ四駆じゃなくて、本物の車!?」と疑がってしまうほど、ボディに比べタイヤが極端に大きいのである。このぶっ飛んだ発想は、まさに “おそロシア” だ。
・巨大なタイヤのおかげで沈まない
車は続けて凍った水面の上を走り始める。そして、1分30秒ほどのところで氷が割れたかと思うと、なんと車は「ドボン!」と水の中へ!! しかし恐れるなかれ、巨大なタイヤに入った空気のおかげで車は水没することなく、そのまま前進し始めるのだ。
・スタンダードモデルが約730万円
まるでおもちゃのようなデザインでありながら、なんともタフなロシアの全地形対応車。気になる価格はスタンダードモデルが約740万円(6万5000ドル)とのこと。
サイズから見て、日本で売れるかどうかは何とも言えないが……スケールダウンしてラジコンとして販売すれば、ヒット商品になるかもしれない。