突然だが、北海道名物『赤字丼』をご存知だろうか? ある料理に対して客が「これ、赤字じゃないのか?」と言ったことが、その名前の由来だという。
北海道ではすでにテレビなどでも取り上げられているこの『赤字丼』。長沼町にある「いわき」という店で食べることが出来るのだが、道外ではまだ知らない方も多いのではないだろうか。そこで筆者が実際に食べてきたのでレポートしたいと思う。
・新千歳空港から車で約35分
北海道の空の玄関、新千歳空港から車を走らせること約35分ほどのところにその店はある。これでもかというデカさで「赤字丼」と書かれたのぼりが立っているので近くまで行けばすぐにわかるハズだ。
・限定15食で「黒字丼」も
今回のお目当てはもちろん赤字丼なのだが……。なんと、限定15食で「黒字丼」というメニューもあるではないか。店員さんに黒字丼の名前の由来を聞いてみたところ……。
「赤字丼があるんだったら黒字丼も出して欲しい」と言われたからだという。ワォ、なんと単純明解。ということで、赤字丼と一緒に黒字丼も注文することにした。ちなみにお値段の方は、赤字丼が税込1350円、黒字丼は1458円である。
・贅沢過ぎてワクワクが止まらない
その後、5分程待ったところで……おっ、来たぞ! 丼ぶりに大きなエビの天ぷらが5本、ドドドドドンッ!! と乗った赤字丼が登場だ。黄金色の衣にしょうゆ色のタレがかかっていて、とってもウマそーーー!
続けて黒字丼も登場だ。こっちは、モリモリッと溢れんばかりにズワイガニの天ぷらが盛られている。よく考えてみたら、具がカニだけの天丼なんて初めてだ。もう、どっちも贅沢過ぎてワクワクが止まらないぜーーー!
・食べても食べてもまだある
まずは赤字丼のエビ天を食べてみると……サックサクのプリップリで激ウマやん! しかも、食べても食べてもまだあるやん!! こんなにたくさんエビ天が食べれるなんて、しーあわーせやーーーん!
そして、黒字丼のカニ天もひとくちガブリといただく。カニの風味が衣に染み込んだタレと一体になってウマいぞ! ご飯もツヤツヤしていて、粒がしっかり立っているところがまた抜け目ない。
・噂通りの人気店
店内を見渡すと、ほとんどの客が赤字丼を食べていて、大盛りを注文する声も聞こえてきた。正直あまり人通りの多い地域ではないのだが、かなり賑わっていたところを見ると、噂通りの人気店といえよう。
赤字丼、黒字丼どちらも贅沢でウマいので、気になる方はお好みで楽しんでみてはいかがだろうか。なお、営業時間は11時から15時までのランチタイムのみで、火曜・土曜・日曜 が定休日となっているのでご注意あれ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 いわき
住所 北海道夕張郡長沼町中央南1-6-30
時間 11:00~15:00
休日 火曜・土曜・日曜
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼道の途中で「赤字丼」の看板が見える。
▼こちらが長沼町にある「いわき」だ。
▼「メニュー」
▼贅沢でイイね〜。
▼「赤字丼」
▼「黒字丼」
▼ご飯もウマい。
▼米は特製の「赤字米」だった。