「いらないものガチャ」をやったら超高級腕時計が当たったでござる

ありがたいことに、物であふれているこの時代。永久に使えるのは己の肉体のみで、あとはやがて用済みとなっていく。最初はお気に入りだったものも、だんだんといらないものになっていくのは致し方ないことといえる。だがしかし……。

自分にとっては「いらないもの」が、人様からすれば「いるもの」、もしかしたら宝物になる可能性だって大いにある。そんな、いらないものを復活させる……かもしれないイベントが、2015年12月10日～12日まで開催されている『いらないものガチャ』だ。

・前回は2400人が参加したイベント

簡単にいえば『いらないものガチャ』は、“ランダムな物々交換” である。参加費は無料だが、ガチャを回すには自分のいらないものが必要で、もちろん当たるのも誰かにとっていらないものだ。

東京ビッグサイトで開催されている「エコプロダクツ2015」内に、『いらないものガチャ』のブースはある。主催するのはデイリーポータルZで、3月に開催された大阪での同イベントには、2400人が参加したという……これはやってみたい！　というわけで、イベント初日にお邪魔することにした。

・いらないものを持参する

筆者が持参したいらない物は合わせ技で4点。「SDナイトガンダムのカードダス」「コップのふちのスター・ウォーズ」「松茸のペーパークラフト」「自分の精子が見えるキット」である。ざっくり計算すると総額は6000円ほどであろう。

ブースに到着したら、まずは いらないものを係の人に見せて、ガチャに参加できるかジャッジしてもらう。ここを通過したら、いらないものシートに「受け取る人へのメッセージ」などを書きこめば準備万端。さあ果たして、どんないらないものが出てくるのか……？

・ガチャガチャを回すと……

ガチャガチャを回しカプセルを開封すると、丁寧に梱包されたいらないものが。持ってみるとズッシリと重い。ドキドキしながらプチプチを破っていくと……腕時計じゃないッスかーーー！　しかも超一流ブランドRADO（ラドー）じゃないッスかーーー!!　マジすかパイセーーーンッ!!

スイス発祥のRADOは、傷のつかない超硬タイプ腕時計で知られ、ぶっちゃけお値段もそれなりに高い。新品ならば最低でも10万円、高ければ30万円以上するであろうと思われる一品だ。これがいらないものだなんて……世の中どうかしてるぜ！

・アナウンサーの腕時計らしい

ちなみにその後、テレビの取材を受けたのだが、この腕時計を出品したのはテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』のサブキャスター、大浜平太郎アナウンサーらしい。大浜アナウンサー、セレブでんなぁ～。大切に使わせていただきます！

当たったものが必ずしも自分にとっているものとは限らないが、自分のいらないもので誰かに喜んでもらえる可能性もあるから、興味がある人はぜひ参加してみよう。3日間のみの開催だから、急いでいらないものを探そうぜ！

参考リンク：デイリーポータルZ「いらないものガチャ開催」 、 エコプロダクツ2015
Report：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.