皆さんは、台湾の「ヤクルト緑茶」というものをご存じだろうか? 文字通り「ヤクルトに緑茶を混ぜた飲み物」である。何それ? しかも個人的に誰かがやっているのではなく、コンビニにだって売られているレベル! まさに国民的ドリンクなのだ。
何考えてるんだよ、台湾! お茶にヤクルトなんてありえねーだろ!? でもそれだけポピュラーな飲み物ということは、もしかしてウマイのだろうか? 早速、台湾に行って飲んでみた!
・ヤクルト緑茶を買ってみた
ということで、やってきたのは台北郊外の夜市。台湾人に「ヤクルト緑茶が飲みたい」と話したところ「どこにでも売っているよ!!」とのこと。目に入ったドリンクスタンドのチェーン『50嵐』で聞いたところ、光の速さで発見! さっそく購入だ。
・ヤクルト2本を投入! チョイ足しどころじゃねぇ!!
ヤクルト緑茶、35台湾ドル(約130円)。「氷抜き」「微糖」で注文したところ、おもむろに冷蔵庫からヤクルトを2本取り出した! ま、まさか1杯に2本入れちゃうの!? いや、さすがにそんなことはないよね……。と思っていたのに!
入れたー!! ヤクルト2本を入れよったー!!!! 店員さんは、シェーカーに緑茶、ヤクルト×2、シロップを入れてシャカシャカ振りだしたのだ。マジでヤクルトと緑茶で作られている。これがヤクルト緑茶なのか……。
・飲んでみた → 後味爽やか! ウマイ!!
完成した「ヤクルト緑茶」は、乳白色をしている。ビジュアルだけ見ると緑茶要素は完全にかき消されている。ニオイもわりと乳酸飲料寄りだ。
おそるおそる飲んでみると……これは! パッと感じるのは、ほんのりとしたヤクルト風味。甘さのない「マミー」と言ったところだろうか? だが、乳酸飲料の口にまとわりつくような味はなく、とくに後味が大変スッキリしていて美味しい!
ヤクルトを水で薄めたなら、きっとただ薄いだけのヤクルトだ。しかし緑茶を投入することにより、お茶の自然な甘み、渋みが “薄さ” をカバー。むしろ進化させている。ヤクルト×緑茶とは、日本では見ない組み合わせだが、全然怖くない。むしろウマイ!!
・微糖か無糖がオススメ
ヤクルト緑茶、ゲテモノのようでいて、実はこんなに合うとは思わなかったなぁ。人類で初めてヤクルトと緑茶を混ぜた人に敬意を払いたい……ッ!
なお、台湾のドリンクスタンドの飲み物は、甘さMAXだと鼻血が出るほど強烈な甘さなので注意が必要だ。たいてい甘さの調節をしてくれるので、甘党でもまずは半糖を、そうでない人は微糖か無糖がオススメである。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼台湾の夜市
▼ドリンクスタンドのチェーン『50嵐』で
▼「養楽多緑(ヤクルト緑茶)」発見! ヤクルト緑茶は「多多緑」とも呼ばれている
▼意外とウマイのである