ユニクロ超えは本当か / 肌着界の新星という呼び声高いベルメゾンの『ホットコット』を買ってみた〜レディス編〜

すっかり「あったか系インナー」が手放せない季節になった。以前の記事ではユニクロ・しまむら・イオンという、一般的に足を運びやすい店舗販売のインナーを取り上げたが、見逃せない声があった。それは、「ホットコットも比較に入れてほしかった」という声なのだが……。

このホットコット、実は私（DEBUNEKO）自身、レビュー対象に入れるか迷った商品。だが、あくまで「お店で現物を確認して購入できること」に的を絞り除外したという経緯がある。口コミの評判は十分耳にしているこのホットコット……今回、実際に着てみたゾ!!　果たしてユニクロを超えるのか……!?

・ホットコットとは？

ホットコットとは、通販の大手企業である千趣会のブランド『ベルメゾン』のインナー商品。その名の通り、暖かいコットン製インナーということなので、ユニクロで言うところのヒートテックシリーズのようなもの、と捉えていいだろう。ただし、こだわりは “綿” 。このホットコットが、「ユニクロよりイイ」「断然ホットコット」と評判なのだ。

ただ、いくら口コミでイイと言われても……何がどうイイのかは、実際手にとってみないとわからない。そう、通販商品のため、購入前に手に取れない。これは地味にネックだ。サイズ感や触り心地を確かめられずに購入するのは、なかなかのギャンブル。前回のレビューで除外した理由はそこなのだ。

・ホットコットも薄手と厚手の2種類

しかし、通販商品にして、そこまでの評判を誇っているとなると、買ってみるっきゃない……！　意を決してベルメゾンに会員登録し、「なんとなくMでいっか！」とサイズも定めポチってみた。

今回購入したのは、ホットコットシリーズのスタンダード、綿混あったか長袖インナー（税込1069円）と、綿100％にこだわった、綿100％あったか長袖インナー（税込2149円）の2種類。とくに綿100％の方は、

「オーガニックコットン、軽く保温性の高い中空綿、特殊製法で作られた発熱綿をブレンドした綿100％の長袖インナー。」

であるという。これはかなり期待大！

・現物はどんな感じ？

スタンダードの方は、かなり薄手。だが、さすがは綿素材！　体にしなやかにフィットする感じが心地よい。体と隙間を作らない上に生地自体の網目も密で、風を通さない。

綿100％あったか長袖インナーは、薄手のものに比べ だいぶしっかりとした厚みがあり、アウターとしても着られそうな感じが。こちらも作りは体に程よく馴染むフィット感なので、真冬のアウターであれば着ぶくれる心配は無さそうだ。

しかし……！　一つだけ気になったのは、綿100％の厚手のほうが、一回目の洗濯で裾と首周りがやや伸びたっぽいということ。これは綿製品によくあることかもしれないし、アウターでないのでさほど気にしなくて良いのかもしれないが……。

・ユニクロと比較してみた

ホットコットのほうが、体に密着する着心地。ユニクロは着心地にややゆとりがある。薄手の場合は、ホットコットの方が冷気が伝わりにくく、風も通さない。綿素材の肌触りも心地いい。

対して厚手の場合は、ダントツユニクロの極暖が暖かい。というのも、裏が起毛なので着た瞬間からふんわり暖かいし、冷気も肌に直接伝わりにくい。加えて風も通さない。さらに伸縮もよく、なめらかで軽い着心地も快適だ。

意外にもホットコットの厚手は、体にぴったりフィットする感じなので、伸縮性はあるものの隙間がほとんど無い。それゆえ、通気性の良さが仇（あだ）となり、若干スースーしてしまう。生地自体がひんやりすることはないが、冷たい風が通過して肌に触れてしまう感じがある。また、ユニクロの極暖と比べ着心地がちょっと重い。

・結論

薄手はホットコット、厚手はユニクロの勝ちだ！　当然薄手より厚手のほうがより暖かいので、最強に暖かいのはやはり、ユニクロの極暖ということに。しかし、ホットコットの着心地も相当な魅力だと感じたのも確か。

ホットコットの魅力は汗をかいた際の吸収力と通気性が快適な点。冬って実は、かなりの汗をかくという。他のヒートインナーはどうしても汗を吸収しきれず貼り付いてしまったり、スースーしてしまうこと、よくあると思うのだ。

・着心地は個人の好みかも

いかがだろうか？　これはもはや個人の好き嫌いの域かもしれない。なお、サイズに関しては、私（162㎝）はユニクロの極暖の場合ワンサイズ下がちょうど良いが、ホットコットのサイズは普段のサイズと同じでよかった。試しに買ってみても、そこまで失敗することはなさそうだ。気になる人はチェックしてみる価値はあるぞ。

参考リンク：ベルメゾン『ホットコット』
Report：DEBUNEKO
Photo：RocketNews24.

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