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【直撃インタビュー】「ハマの番長」こと三浦大輔投手に聞いた「自撮りの極意」

2015年11月17日

bancho

プロ野球の世界で横浜一筋24年で現在41歳。横浜DeNAベイスターズの三浦大輔投手といえば、トレードマークのリーゼントで「ハマの番長」の愛称で親しまれており、通算172勝と今さら説明するまでもないほどの球界を代表する投手だ。

そんな三浦投手だが、自分自身を撮影する「自撮り」がうますぎることでも有名で、毎日オフィシャルブログ『ハマの番長』へ写真をアップしている。右下に自分が写る通称「番長フレーム」と世間で呼ばれるその自撮り写真……そこにはきっと強いこだわりや驚愕のテクニックがあるに違いない!

・自撮りの極意を直撃インタビュー

三浦投手がブログを始めたのは、2007年7月23日。開始当初こそ周囲の人に撮影してもらっているが、4回目の更新で自撮りに初挑戦。今となっては完全に自撮りで、合成のようとも言われる写真を撮り続けている。

長年の投手生活による影響で真っすぐに伸びきらない右腕ではなく、距離の取れる左手で撮影していること、そして本人がブログを書いていることを証明するために自撮りを始めたのは有名な話だが、今回質問したのはこれまで3000枚超を撮影してきたその「極意」。以下、インタビュー内容である。

・カメラについて

──まずカメラについてお聞きします。スマホが普及する前から自撮りをされてますが、三浦投手はブログ開設当時から携帯電話で撮影されていましたか?

三浦「今でこそスマホを使っていますけど、昔はガラケーでしたね。クルッと画面が回るものを使っていたこともありますし、随分前だと画面が回転しないガラケーを使っていたこともありますよ」

──えぇ! 画面が回転するならまだしも、しないとなると自撮りは難しいのでは……!? どのようにして撮影されていたんですか?

三浦「その時は感覚で撮影してましたよ。今はインカメラを見ながら撮っていますけど」

──感覚の時もあったんですね、驚きです……! ちなみにカメラの性能を意識して機種変更をしたことはありますか?

三浦「カメラを重視して携帯は選択していないですね(笑)。新しく便利なものになれば、機種変更する感じです」

・撮影する上でのテクニック

──続いて撮影についてご質問させていただきます。いつもフレームの右下にご自身が写っていますが、そこにこだわりはありますか?

三浦「ないですね。左手を伸ばして撮って……距離感は決まっているので、なるようにしかならないですし、腕は伸びたりしないですから(笑)。毎回右下に写っているのは、ズームなどの機能をいじっていないのが理由かもしれないですね。ネットで騒がれているのも、たまたまそうなっただけですよ」

──言われてみれば(笑)。ではコツといいますか、自撮りする際に意識していることはありますか? また、これまで自撮りした中で一番難しかった被写体を教えてください。

三浦「何も考えずに撮ってます。僕はカメラマンじゃないですしね。難しいことは何もしてないですよ。一番難しかった被写体は……う〜ん、ないですね(笑)。というのも、必ずきれいに撮りたいと思っている訳でもないので。

もともと僕は狙って撮影していないんですよ。何枚か撮ったうちの使える一枚をブログにアップしています。たとえ大人数で撮ったとしても、入らなかったらゴメンナサイといった感じです」

──常に自然体で撮影されているということですね。もうひとつ撮影方法についてお聞きします。アイスクリームやお菓子など、手に持ったものを撮る「自撮り遠近法」もお上手ですが、そちらにコツはありますか?

三浦「それもないですね。僕はただ、携帯の画面を見て撮っているだけですよ。ピントなんてカメラが勝手に合わせてくれますから(笑)。今の携帯は便利ですし、ホント画面を見ながら撮るだけです。

自撮りは誰だってできますよ(笑)。ルールもないし、決まりもない。そもそもコツなんてないので、フォームも自分の好きなように、思いのままに撮るのが一番だと思いますよ」

──なんと自撮りに強いこわだりはなく、三浦投手は自然体で撮影していた! では、自撮りストのマストアイテムとして人気の「自撮り棒」は使用しているのだろうか。続きのインタビューは、次ページ(その2)へヨ・ロ・シ・ク!!

Report:原田たかしGO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【直撃インタビュー】ハマの番長こと三浦大輔投手に聞いた「自撮りの極意」(その2)

・自撮り棒は使っているのか

──最近では「自撮り棒」が流行っていますが、三浦投手は使ったことはありますか? もしくは使っていますか?

三浦「使ったことはないし、使わないですね。いろんな人からオススメされるけど、僕は携帯1個持っていればいいと思っているんで。遠征に自撮り棒を持っていくのは面倒だし、写真もランニングの合間に撮ることがほとんど。だから、もし使い続けたらランニングに行く時にも自撮り棒を持っていくことになるでしょ。

携帯は音楽聴くから持っていきますけど、自撮り棒を持ってランニングは無理。自撮り棒をススメられますが、お断りしています(笑)」

・三浦投手にとっての自撮り

──確かに、それを聞くと三浦投手が自撮り棒を使わないのも納得です! では最後にお聞きします。三浦投手にとっての自撮りとは?

三浦「自撮りがメインだと思われがちなんですけど、僕の中ではそうではないです。ブログでファンと交流できればいいな、自分は今こうしてますよっていうのが伝わればという気持ちでやっています。

文章も苦手なんで一言二言しか書かないですから。そうでないと毎日続かないですよ。よく続くねって周りからも言われますけど、みんなもメールや LINE を1日1回はするでしょ。

その流れに沿ってブログで発信できて、ファンの人に1日1回楽しんでもらえたら。意味のないことも書いてますし、そこでツッコんだりクスッと笑ってくれたらいいなくらいの緩い感じですよ。相変わらずマイペースでやっているだけです」

・ファンを大切にする三浦投手

……以上がインタビューの内容だ。今ではプロ野球ファン以外でも知っている三浦投手の「自撮り」だが、そこに強いこだわりはなかった。長年続けているその極意を強いていうならば、自分の負担にならないようマイペースで撮るということ、そしてファンを大切にし続けることなのかもしれない。

<完>

Report:原田たかしGO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼三浦投手、ありがとうございました!!

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