人生とは、様々な人との出会いによって導かれていくものだろう。学生の頃は先生や両親から教育を受けるが、社会に出てからは、出会った人の言葉の中に「人生のヒント」や「新しい発見」があったりする。
今回は、学校では絶対に出会わないであろう、プロのギャンブラーから頂いた人生のヒントを紹介していこうと思う。舞台となったのはラスベガスのカジノではなく、東京 高田馬場のサイゼリヤ。『若鶏のグリル』を食べながらのレポートだッ!!
・プロギャンブラーのぶき
世界中のカジノで勝ち続けて、15年間ぐるぐると世界を旅しているプロギャンブラー「のぶき」さん。ギャンブル界で「神の領域」といわれている、年間勝率9割をたたき出した男の言葉はパンチ力抜群だった。
・カジノの扉を開けるまでに勝負を決めろ
イチかバチかのイメージがあるギャンブルだが、プロの考えは違った。勝負は「運」と「実力」で決まるが、運に左右されない実力の部分を底上げすることが大事なのだそうだ。なお、のぶきさんは勝率を0.1%上げるための努力を続け、読んだポーカーの専門書は800冊を超えたという。
プロは、金を握りしめてギャンブルのスリルを求めるのではない。1つの賭けにつき平均してどれだけ勝てるのかを冷静に分析する、論理的思考の持ち主なのである。つまり、プロの勝負はカジノの扉を開ける前に決まっているのだ。
ちなみに筆者は学生の頃に、英語の勉強をするため1冊の参考書を購入したが、「はじめに」という著者の「英語教育に対する熱い想い」を読んだだけで満足して本を閉じてしまった……。本気度の足りない努力は無駄に終わってしまう。
・メモに残すべし
人生とはギャンブルそのものである。今の瞬間に「何を賭けるか」を選択することの繰り返しが人生だ。そのために必要なものがメモである。のぶきさんは「やるべきこと」や「やった方がいいこと」を思いつくたびにメモに残して可視化し、「今 一番やるべきこと」を選んで行動しているという。
「今のベスト」が「今日のベスト」につながり、「今日のベスト」の連続が、後悔しない「ベストの人生」を生み出すということなのだろう。
ギャンブルを知らない筆者にとっても、のぶきさんとの会話から学べることは数多くあった。ちなみに、のぶきさんは海外に行く際に、スティックタイプの「ムヒ」を必ず持っていくそうだ。メモ術と合わせて参考にしてみてはいかがだろうか。
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼プロギャンブラーのぶきさん
▼コンビニのレシートの裏にはメモの数々が