プロ野球選手による「野球賭博」が世の中をにぎわせている。「野球賭博」自体が言うまでもなく違法行為であり、絶対にあってはならない行為である。だがしかし……。
実は、「野球賭博」と似て非なる『野球拳賭博』というゲームがこの世には存在し、野球賭博以上の中毒性があるというではないか。野球拳……賭博だと? ぜひやってみたい! というわけで、禁断の『野球拳賭博』を体当たりレポートするぞ!!
・表舞台には出てこない「野球拳賭博」
まず筆者は野球拳賭博についてインターネットで調べてみたが、1件もヒットしなかった。情報社会と呼ばれるこのご時世、ネットで1件も引っかからないとは、慎重に慎重を重ねて、野球拳賭博は開催されているらしい。
いくら調べても野球拳賭博に関する情報が手に入らず、「もうダメか……」と諦めかけたその時! 実はロケットニュース24編集部の和才記者が野球拳賭博のスペシャリストであることが判明した!! まさに灯台下暗し! 和才記者によればこうだ。
「野球拳賭博ですか? ええ、やってます。大っぴらには言えないんですが、僕が胴元として開催することもあります。ハッキリ言って野球賭博より熱くなると思いますし、中毒性がありますね。開催時はハンパじゃない熱気に包まれますよ」
なるほど……。イマイチよくわからなかったが、とにかく中毒性のあるイベントらしい。そこで実際に、野球拳賭博会場に潜入することにした。
・盛り上がりまくる現場
会場に到着すると、2人の女性が野球拳をしているではないか! それを見守る男性陣は大盛り上がりだ!! さては、ジャンケンに負けた女性が脱いでいくのか……? それはアツい! 男性陣が熱狂するのも納得である。
お馴染みの「野球~するなら~こういう具合にしやしゃんせ~♪」リズムに乗せ、女性2名がいよいよジャンケンで対決! おお、負けた方は脱ぐのか脱ぐのか? 脱いじゃうのか!? と思いきや、なぜか観客の男性が脱ぎ始めたではないか! こ、これは……。
「ジャンケンに負けた人が脱ぐなら普通の野球拳じゃないですか。野球拳賭博は、どちらが勝つか掛けて、負けたら観客が脱いでいくゲームです。人前で服を脱いでいくのは恥ずかしいですよね? 野球拳賭博は人にその運命を委ねられるのがポイントで、脱いでも脱がなくてもどちらにしろ熱くなれるんです。野球賭博なんて目じゃありませんね」
……とのことであった。確かに会場は熱気に包まれており、ジャンケンの結果に一喜一憂している観客たちの目は血走っていた。『野球拳賭博』が表舞台に登場したら、世の中の男性が仕事をしなくなり、日本経済は大打撃を受けるかもしれない。興味がある人はハマらない程度に『野球拳賭博』を楽しんでみよう。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼会場に潜入! 見守る観客の目は真剣そのものだ。
▼女性がジャンケンで対決! 会場は大盛り上がりだ!!
▼お! 決着がついた!! 負けた方が脱ぐのか!?
▼……と思いきや、なぜか観客が恥ずかしそうに服を脱ぎ始めた。
▼その後も野球拳賭博は続いた……。
▼パンイチになったところで野球拳賭博は終了。たしかに禁断のゲームであった。