サッカーの試合で審判が出すものといえば、言うまでもなくカードである。悪質なファウルを裁く際のイエロー、そして選手に一発退場を命じるレッド……これは常識中の常識だ。ところが先日、その常識が覆された。
なぜなら、なんとブチギレた審判がズボンのポケットから拳銃を取り出す事件が発生! 世界に衝撃を与えているのだ。一体、どんな状況だったのか。その様子を撮影した映像「Referee in Brazil pulls out a gun during a match」があるので確認してみよう。
・アマチュアの試合での出来事
事件が起きたのは先週末。ブラジルで6番目に大きいミナスジェライス州で行われたアマチュアの試合でのことであった。白熱した試合は両者ともにヒートアップ。グラウンド内にベンチを含めた両者が入り乱れ、荒れに荒れた展開となった。
・ブチギレた審判
審判に激しく詰め寄り抗議する中には、暴行に及んだ人もいたという。これに対して、審判のガブリエル・ムルタさんはブチギレ。控え室に戻り、拳銃を持ち出した。そして動画では、まさに拳銃を取り出すシーンを確認できる。
・発砲はされず
周囲が必死に止めたため、幸い発砲されることはなかったものの、もしも引き金を引いていたら……そう思うだけでゾッとする。審判は身の危険を感じたためと供述しているそうだが、グラウンド内で銃はさすがにやりすぎだろう。
ちなみにガブリエルさんの本職は警察官。銃の所持も納得ではあるが、ミナスジュライスサッカー連盟は彼の精神鑑定を行った後に、処分を下すとのことだ。ただ言い分はどうあれ、タダでは済まないに違いない。
参照元:YouTube、Mirror news(英語)
執筆:原田たかし