一部の食通の中では、もはや常識となっている「肉寿司」。その名の通り、ネタが肉の寿司である。肉の多くは馬肉、いわゆる桜肉で、低カロリー・低脂肪・高タンパク……何よりめちゃめちゃウマい上にお手頃価格と、非の打ちどころがない “新感覚寿司” といえるだろう。
そんな「肉寿司」は渋谷と恵比須で食べられるが、2015年6月9日、大人の街・神楽坂に新店舗がオープンしたというではないか……これは行かねばなるまい!! というわけでオープンしたばかりの『神楽坂 肉寿司』に足を運んできたのでご報告したい。
・オープンイベント開催中
『神楽坂 肉寿司』は、飯田橋駅・もしくは神楽坂駅から徒歩数分のところにある。「みちくさ横丁」と呼ばれる小道に面しており、お店自体は大きくない。だがそれが、いかにも “大人の隠れ家” 的な雰囲気になっており、神楽坂に早くも馴染んでいる印象だ。
「でも肉寿司って渋谷と恵比寿にもあるんでしょ? そっちいけばいいじゃん」と無粋なことを言ってはいけない。『神楽坂 肉寿司』では、6月14日まで生ビールが1円! 日本酒・越後影虎が10円!! さらには肉寿司(赤身)2貫が無料ッ!! ……と、お得なオープニングキャンペーンを開催しているのだ。
筆者が伺ったのはオープン翌日であったが、噂を聞きつけた人たちが多数押し寄せており、開店の17時にはすでに行列になっていた。店内に入ってからも予約の電話が引っきりなしに鳴っていたから、「どうしても行きたい!」 という人は、事前に電話で確認したほうがいいかもしれない。
・味のバリエーションが豊富
入店し、まずは基本の「赤身」から食べてみると、みっちりした生肉の密度と存在感で、当たり前だが「肉食ってんなー!」 という満足感がハンパない。臭みのないアッサリとした味わいで、シャリとの相性も抜群。肉寿司……! 大アリやで!!
筆者が気に入ったのは「中落ち」と「カルビ」で、適度な脂が口の中でふわっと甘く広がる。「赤身」はかなりあっさり系だが、この2つはしっかりと肉の旨味を感じることができた。また「タン」はコリコリと、「ネギトロ」はとろりとした食感で、部位ごとに違う旨味を堪能できる。
・「さしとろ」は必食
びっくりしたのは店の人に一番のオススメと聞いて注文した「さしとろ」。シャリの上に手のひら以上に大きい薄い桜肉をのせ、目の前でバーナーを使い炙ってくれるのだが、脂がパチパチと弾け香ばしさがあたりを支配する。味ももちろん間違いなく、火を通しても桜肉に臭みは全くない。
値段は1貫あたり180円~290円、「さしとろ」のみ680円であったから、コスパも悪くないといえるだろう。しばらくは混雑が続くと思われるが、まだ「肉寿司」を食べたことがない人は、一度味わってみてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 神楽坂 肉寿司
住所 東京都新宿区神楽坂1-14 みちくさ横丁
時間 月~土 17:00~翌05:00 / 日曜日 17:00~24:00
休日 不定休
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼開店直後に到着したが、すでに行列が出来ていた。
▼お祝いの花。全然関係ないが、だるまが可愛い。
▼オープン記念の1円生ビール!
▼セロリガリという珍しい一品。思ったよりもガリとセロリが合う。
▼基本の赤身。あっさりとした味わいで、臭みは全くない。
▼中落ち。程よい脂の甘さがウマいぞ。
▼中トロ。肉質最高!
▼カルビ。脂がウマかった。
▼タン。コリコリとした食感がたまらない。
▼ネギトロ。マジでとろりとした食感だ。
▼店員さんオススメの「さしとろ」は、目の前で炙ってくれる。
▼超デカい! そしてウマい!!
▼肉寿司を食べたことがない人は、要チェックだぞ!
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