プロのスポーツ選手になるには、並外れた身体能力が必要となる。それがサッカーであれば、ピッチに立てる選手はほんの一握り。ただうまいだけではなく、超がつくほどのストロングポイントがないといけない。
足が速い、シュートがうまいなど、長所は選手それぞれだが、イランのゴールキーパーは明らかに人間の能力を超越した “強肩” を兼ね備えていた。今回はそのスローイングを動画「TotalFootball.am / Alireza Beiranvand – علیرضا بیرانوند」と共にご紹介したい。
・先日の試合で超スローを披露
その強肩が脚光を浴びたのは、2015年5月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグのノックアウトステージ「ナフト・テヘラン vs アルアハリ」の試合でのこと。動画ではテヘランのGKアリレザ・ビランヴァンド選手が、前線へボールを投げるシーンを確認できるのだが……
な、なんと彼の投げたボールはセンターラインを突破! 70メートルはあろうかという距離をピタリと仲間に届けてしまったのである!! あと少しでアシストになるかという必殺スローの炸裂だ。
・ノイアー選手よりもスゴい!?
ハンパないスローをするゴールキーパーといえば、世界最高のGKノイアー選手(ドイツ代表)がいるが、もはやそれを超えるほどの強肩ぶり。ビランヴァンド選手は22歳と若いだけに、これからアジアを代表するゴールキーパーになるかもしれない。
・日本のクラブと当たる可能性あり
試合の方は、ホームのナフト・テヘランが1−0で勝利。27日のセカンドレグに向け、一歩リードを奪った。ちなみに今後の試合結果、抽選次第では、ガンバ大阪、柏レイソルと準々決勝以降で対戦する可能性もある。もしそうなれば、彼の強肩に注意が必要だ。