たった1さじでプロの味! 中華スープの素「味覇(ウェイパァー)」があれば50円の豆苗だって、10円もモヤシだって、超絶ご飯がススムくんなご馳走になる。味覇は、王将チャーハンの再現にも一役買ってくれるニクイ奴だ。
だが、2015年3月末、味覇ファンの間に衝撃が走った。もろもろの大人の事情により4月から味覇の中身が変わるというのだ。そして従来の味覇の中身は『創味シャンタンDX』なる商品で味わえるのだとか。えっ、何なの? どうすればいいの? 気になりまくったので関連4商品をガチで食べ比べてみたぞ!
・4種類のスープの素を食べ比べ
「もろもろの事情」部分をサクっとまとめると、元々、創味食品という会社が、業務用中華スープの素として『創味シャンタンDX』を製造していたそうだ。その後、その家庭版を廣記商行から『味覇』として販売することになったが、2015年3月に両社間の契約が終了した。
契約終了に伴い『味覇』は4月から製造メーカーを変更して販売を継続。そして、創味食品は『創味シャンタンDX』の家庭版を発売した。つまり新しい『味覇』と、中身が以前の味覇と言われる『創味シャンタンDX』が存在するのである。
現在、店頭では創味食品が作っていた『味覇』(以下、旧味覇)、製造メーカーが切り替わった後の『味覇』(以下、新味覇)、『創味シャンタンDX』、そしてチューブ型『味覇』の4種類を購入することができる。
新旧味覇は味が変わったのだろうか? 創味シャンタンDXと新味覇は何が違うのだろう? そしてチューブ味覇は? この4種類をクロスレビュー形式で食べ比べることにした。
・公平を期すため3人でブラインドレビュー
ということで、今回のレビュアーは、幼稚園の頃から味覇が気になっていた私「沢井メグ」、無類のチャーハン好き「GO羽鳥」、そして餃子の王将をこよなく愛する「和才雄一郎」の3人だ。
どれがどの商品かわかると、要らぬ先入観が入ってしまいそうだったので、商品名を隠して完全ブラインドレビューを行うことに。それぞれの商品2gを100mlのお湯に溶かして飲んでみたぞ。頼れるのは自分の舌だけだ!
・味わいは2グループにガッツリ分かれた!
詳細は、是非とも「クロスレビュー」で確認していただきたい。3人の感想に共通するのは「4商品の味わいが大きく2つのグループに分かれた」ということ。旧味覇と創味シャンタンはコク重視&塩コショウなどスパイス控えめの薄味。そして新味覇とチューブ味覇はガツンとくる強いハードパンチャーだったのだ。
・個人的な感想:ウマミは新味覇、コクと上品さなら創味シャンタン
コク重視か、パンチ重視か。好みは分かれるところだろう。薄味が好きな人や隠し味としてフル活用したい人は旧味覇や創味シャンタンを使うのが良さそう。コショウが控えめなので汎用性は高い。
強いウマミや中毒性の高いジャンキーさを求めるなら断然、新味覇かチューブ味覇がいいかもしれない。好みや用途に合わせて選ぶと良さそうである。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
▼ちなみに新旧味覇の見分け方は……
▼ウラを見てみれば一目瞭然だ!