晴れの日は「いい天気」、雨の日は「悪い天気」。そう、雨は憂鬱な気分になりがち。……なーんていうのは、もう過去の話になっちゃうかも!
雨が降って初めて絵が浮かび出す素敵なアートが話題になっているのだ。しかも、誕生の秘密は、あっと驚く発想力が。さっそく動画「Rainworks – Rain-Activated Art」で確認してみよう。
・濡れて初めて出現するアート「Rainworks」
濡れて初めて浮かび出すアート「Rainworks」は、シアトルのアーティスト “ペレグリン・チャーチ” さんによるものだ。まずは、動画を見てみよう。彼が道路に向かってパーッっと水をかけると……なんと! 今まで何もなかった場所に素敵な絵が浮かび出すのである!
「Rainworks」は、文字でもイラストでも自由自在。一体どうなってるんだよっ!
・秘密はあるスプレー
動画には、「Rainworks」のメイキングシーンもバッチリ収められている。用意したのは文字やイラストをくりぬいたシート。それを道路にはって、上から「秘密のスプレー」をシュッ。準備は、たったこれだけだ。
実はこれ、強力な撥水スプレーなのである! そうか!! だから濡れたら、スプレーがかかった部分だけ水をはじき、絵が浮かび上がったように見えたのか。なるほど~、まさかそんなタネだったとは!
・YouTubeの人気動画に着想を得る
実は、このアイディアは、ペレグリンさんが以前YouTubeで、体に強力撥水スプレーをかけた白い服を着て赤ワインを体にかけまくるという動画を見て思いついたのだそう。「液体をかけても濡れない」というところに着想を得て、この「Rainworks」が誕生したというのである。
・雨の日が待ち遠しくなる
雨の日のお出かけ、憂鬱だなぁ……と思っていたら、濡れた足元に素敵なアートが広がる! うーん、想像しただけでワクワクする。現在、ペレグリンさんらはシアトルで活動しているようだが、この驚きとワクワク感に国境はないはず。テーマパークやイベントでやったら絶対盛り上がるだろうなぁ。是非とも活動の場を広げてほしいぞ!
参照元:YouTube 、Rainworks、Newsday(英語)
執筆:沢井メグ