以前は外国映画、外国のアーティストと言えば、欧米が主だったが、K-POPブームを経て、いま台湾エンタメがジワジワきているようだ。以前と比べて、台湾映画をよく目にするようになったし、音楽関係でも「宇宙人」や「信楽団」など複数のアーティストが日本で活動や公演を行っている。
そんななか、2013年に日本デビューした台湾の国民的バンド「Mayday(メイデイ / 五月天)」の日本武道館ライブが決定したそうだ。日程は2015年8月28日&29日の2日間。
・台湾バンドMaydayとは?
Mayday はデビュー16年になる5人組の台湾バンドだ。中華圏における知名度やライブの動員力は随一で、よく “アジアのスーパーバンド” と呼ばれている。
日本では佐藤健さん主演のドラマ『ビター・ブラッド』で主題歌「Do You Ever Shine?」を担当、GLAY や flumpool と親交がある台湾バンドと言えばピンとくる人もいるかもしれない。
・“アジアのスーパーバンド” にとっても武道館は特別な場所
Mayday は、これまで台湾、中国大陸、日本、米国、欧州諸国でのライブ経験がありその動員数は1000万人オーバー。さらに、北京オリンピックスタジアム「鳥の巣」で10万人ライブ×2日間を瞬時に完売させるという動員力を持っている。
一方の日本武道館の収容人数は8000~1万人だ。収容人数だけで言うと武道館は少ないし、大掛かりな仕掛けをするなら野外の方が自由度も高いだろう。
それでも彼らは何度も「武道館ライブを!」と語っていた。日本武道館は、かつてビートルズがその舞台に立ち、その後も数々の海外有名アーティストがライブを開催している場所だ。そして、日本の多くのアーティストも目標にしている。
そのことは台湾でも知られているそうで、日本武道館は彼らにとっても単なる “1万人規模の会場” ではなく、憧れの場所。日本デビューと同じくらい大きな意味を持っているのだとか。
・国境や言語の壁を越えた一つのアジアを創り出したい
台湾のバンドが日本武道館に強い思いを持っていたとは! 台湾にはそういう細かい情報も入っているのに、日本には一体どれだけのものが入っているだろう。
まさに念願かなった武道館ライブについてメンバーは、「今回の日本武道館公演も、全世界のファンと共に伝説的なコンサートを創り上げたい!」とコメント。また「国境や言語の壁を越えた一つのアジアを創り出したい」という意味が込めているという。
中華圏では絶大な人気を持つ Mayday だが、地理的には隣であるにも関わらず日本ではそこまで知られていなかった。理由は言語が英語ほど馴染みが深くなかったこと、またこれまで日本のアジアへの関心が決して高いとは言えなかったという点が挙げられるが、それも少しずつ変化している。
今回のライブでは日本を含めた「一つのアジア」を見せられるのか、期待である!
・ライブの詳細情報
タイトル:Mayday「Just Rock It 2015 TOKYO」at日本武道館
公演日:2015年8月28日(金) / 2015年8月29日(土)
会場:日本武道館
前売チケット料金:全指定席 8,500円(税込) ※3歳以上チケット必要
チケット一般発売日:7月19日(日)
参考リンク:Mayday公式サイト
執筆:沢井メグ
▼公開されたライブの告知画像はこちら
▼2日間でサブタイトルが違うのだが、これは一体!?
▼なお6月にはシングル「YOUR LEGEND ~燃ゆる命~」がリリース、こちらの楽曲「ナインボール」の日本語版も収録予定だ