大ピンチになりつつもギリギリの瀬戸際で助かることを「危機一髪」と言うが、まさに「危機一髪」としか言えない瞬間を収めた動画が再生回数200万回に迫る勢いで注目を集めている。
体操の大会で、選手が鉄棒の演技をしていたところ、バーから落下。あわや……のところでコーチが選手をキャッチして事故をまぬがれたのである。その様子は動画「Sara Berardinelli ITA – UB – Finals – L’International Gymnix 2015」に、しかと収められているぞ。
・選手が段違い平行棒から落下
この危機一髪劇が激撮されたのは、2015年3月にカナダで行われていた体操の大会「L’International Gymnix 2015」でのこと。男子の鉄棒に相当する「女子・段違い平行棒」で事件は起こった。
イタリアのサラ・ベラーディネリ選手が、バーにつかまりグルっと半回転。技を決めようとした、まさにそのとき! バーを離すタイミングが悪かったのか、高さが足りなかったのか……サラ選手はバクリアミスし、バーに激突。そして頭から地面に落下していったのである。
・コーチ、ナイスキャッチ!!
……するとそのとき! そばで待機していたコーチが選手をキャッチ!! サラ選手は事故をまぬがれたのだ。動画を見てみると、サラ選手が受け止められた位置は床から数センチもなさそう。まさにギリギリセーフの位置だったのである。
段違い平行棒は、鉄棒より低いものの、それでも2m以上ある。あの体勢で落下していたら、ヘタをすると選手生命どころか命もなかったかもしれない。本当に良かった!
・ネットの声「コーチこそスターだ!」
この危機一髪動画は、公開されると瞬く間に広まり、ネットユーザーからは、
「ナイスキャッチ!!」
「良かった! サラ選手はこのコーチに出会えて本当に幸運だよ」
「これがプロのコーチ」
「コーチこそスターだ!」
など、コーチの “スーパープレー” を讃える声が寄せられている。
なお、サラ選手はもう一度同じ技に挑戦したものの、再度バーから落下してしまった。だが、ここでも再びコーチがキャッチしている。一度ならず二度までも……どんなときも冷静に、教え子を見守り、行動できる彼こそ本物の指導者と言えるだろう。