ボクシング漫画の金字塔『あしたのジョー』には、ノーガード戦法と呼ばれる技がある。両手をダラリと下ろし、一瞬の隙を突いてクロスカウンターを狙う……まさに “肉を切らせて骨を断つ” という一撃必殺技である。
しかし、これは主人公・矢吹丈に、たぐいまれなる身体能力があったからこそできた芸当。実際の試合で使おうものなら、相当なリスクを負うことになる。ということで今回は、それが納得できる動画「Cocky fighter gets knocked out」をご覧いただきたい。
・キックボクシングの試合
動画を再生すると、ヒゲ姿がいかつい選手とボブ・サップのような選手が殴り合いを繰り広げている。お互い譲らないシーンとなっているが、突如ボブ・サップ似の選手が「全然効かねぇんだよ! コイ! オラッ!!」と、ノーガード戦法を始めるぞ。
・ノーガード戦法継続
一発、二発、さらにはハイキックを食らっても倒れないボブ・サップ似。周囲も盛り上がり、彼のアドレナリンはマックス状態! そしてもう一発顔を殴らせようとする姿は、男の中の男である。……だがしかし!
・一発KO
鋭い左フックを顔面に食らうと、ボブ似は足元からグラリと崩れ、そのまま仰向け状態で失神KO! かつて、ここまでかっこ悪いノーガード戦法があっただろうか。伝説となっている「レイ・セフォー vs マーク・ハント」と比べると雲泥の差。やはりノーガード戦法は相当なリスクがある。
▼か、かっこ悪い……
https://www.youtube.com/watch?v=UBSXXmIzHfs
▼こちらはレイ・セフォー vs マーク・ハントの壮絶な殴り合い
https://www.youtube.com/watch?v=Th9S4JR6WFg